TCLは先日に中国国内で行われたテクノロジー系イベントのDTC 2021にて、新型折り畳み・スライドスマートフォンのコンセプトモデルの実機を展示しました。
折ることもスライドさせることもできるスマホ
今回TCLによって展示がされたのは、折り畳みとスライド(伸縮)の両方が可能なスマートフォンのコンセプトモデルです。コンセプトモデルは開発段階にあるため、製品となった際の機能や見た目などが変化している可能性があります。
Fold Universe氏は自身のYouTubeチェンネルでその実機を撮影した動画を公開しています。動画は折りたたまれた本体を展開するシーンから始まりますが、この折り畳みの動作は非常にスムーズに行われています。
続いてスライドの動作ですが、充電端子の左横を触れるとディスプレイの伸縮が始まっています。充電端子の横にスライド用のボタンが配置されていると考えられます。
折り畳み展開時ですが、ディスプレイ周りにインカメラが確認できません。非常に高度なインディスプレイカメラ技術が採用されているのか、インカメラ自体が存在しないのかは判断ができません。
ディスプレイの折り目については、完璧ではないものの目立たない仕上がりになっています。サムスンなどの他社製品と比べても見た目のクオリティに大きな差はなく、競合できるレベルだと予想できます。
本体及びディスプレイが伸びた際に画面表示域も同時に拡大されていますが、ややスムーズさに欠ける印象です。製品レベルであるならば、スライドが済んだ時点で画面表示域も最適化されていることが求められます。ソフトウェア自体もUIが洗練されているとは言えません。
現時点ではコンセプトモデルであるため、今後ソフトウェア面でも製品化に向けた開発が進んでいくでしょう。TCLが2019年にスマートフォン分野に参入してから二年が経ちます。同じく折り畳み・巻き取りスマートフォンの開発を進めるサムスンやOPPO、Huaweiのような分野への長い経験はないものの、今回のコンセプトモデルの製品化では既存のノウハウが活かされることは間違いありません。
Source: YouTube
製品レベルどうこうとか 評論するなよ
エンジニア様を崇めよ