安いものでは数千円から購入できることから、ここ数年で注目が集まっている中華スマートフォン(中国メーカーのスマートフォン)。この記事では、2019年春のおすすめ中華スマホをランキング形式で紹介していきます。今回はXiaomiやHuaweiなどの、日本でも知名度が上がっているメーカーの機種ではなく、まだ多く知られていない中華メーカーの2019年の新製品を中心にピックアップしました。
好評であれば第二弾も企画する予定です。
1位 MEIZU Note 9
X社のナントカNote 7を明らかに意識したネーミングのスマートフォン。
価格もX社の赤身 Note 7に近づけており、いろんな意味でMEIZUの企業努力を感じる一台です。
スクリーンが6.2インチと大きめではありますが、重量はアップルの人気スマホであるiPhone XRよりも軽い、170g。18Wの高速充電にも対応するMEIZU Note 9は、4000mAhものバッテリーを搭載しています。
X社の赤身 Note 7のフロントカメラが12MPだったのに対し、MEIZU Note 9のものは20MPとなっているのが特徴です。
また、SoCもMEIZU Note 9では最新型のSnapdragon 675が採用されています。X社のNote 7にはSnapdragon 660が搭載されているため、単純に言えばチップセットの性能はMEIZU Note 9が優れていることになります。
SDカードスロットがないのがこの機種の欠点ですが、目新しい機能も多く、SoCなどの部品も良いものが使用されていることから1位にランクイン。
2位 ELEPHONE A5
ELEPHONE A5は2万円ほどで購入できる人気スマートフォン。3万円を切っていながら、トリプルレンズのカメラを搭載した機種はまだまだ珍しいはずです。
スペックは簡単に、SoCにメディアテックのHelio P60(オクタコア)、4GBのメモリと64GBの内臓ストレージが搭載。ディスプレイは約6.2インチのFHD+となっており、バッテリーには4000mAhのものが使用されています。
また、顔認証と指紋認証の両方に対応しています。
指紋センサーはかつてのXperiaと同じ、本体側面に配置されたタイプ。背面にある機種とは違い、電源ボタンなどと同じような小さい指の動きで指紋認証をすることができます。背面の見た目もスッキリして実は良いことが多い側面の指紋センサーの機種は珍しいです。
筆者の一番のおすすめポイントはSIMトレイです。
多くのスマートフォンは、穴がくり抜かれた状態(底なし)のSIMトレイが採用されていますが、ELEPHONE A5のものはカード類を下から支えられるよう、底がついているのが特徴です。SDカードとSIMカードの取り外しが簡単で、かつ誤って落とすという事故も格段に減ります。
日本語も言語設定から選択できます。TPUケースがおまけとして付いてくるものの、付属の充電器は日本で使えないタイプ(EU用)の様です。
Android 9 (Pie)にも対応予定となっています(メーカー発表)。
3位 Vernee Mix 2 ( M2 )
名前も見た目もX社のMix 2そのもの。
しかし、VerneeのMix 2は1万円台でメモリ4GB、ストレージも64GBを積むコストパフォーマンスに優れたスマートフォン。SoCはメディアテックのHelio P25を搭載します。
メモリ6GB版もショップによっては取り扱っています。auの回線は使えないという情報もあるため、対応バンドの確認には注意が必要です。
4位 Cubot R15
Cubot R15はなんと1万円を切る低価格スマートフォン。約6.3インチの大型スクリーンに、ウォータードロップ型のノッチが特徴の、2019年の流行がきちんと反映されたデザインになっています。イヤホンジャックがあるのはもちろん、きちんと日本語にも対応しています。
スペックは値段なりですが、Android 9をきちんと搭載しているのは評価されるべきところです。ゲームなどではなく、サブスマホや動画視聴の専用端末としては良い相棒になってくれるのではないでしょうか。
中華スマホの入門機としてもおすすめできることから、Cubot R15は4位に選びました。
さいごに
今回記事内でご紹介したスマートフォンには技適を取得していない機種というのも存在します。また、日本語に対応していなかったり、完全な日本語対応ではないという可能性も機種によってはあります。中華スマートフォンと呼ばれる携帯の購入と使用には様々なリスクがあること理解した上で、この記事を参考にしてもらえれば筆者としても嬉しいです。
MEIZUがロゴペタメーカーと同列に扱われて草
日本もいつかこうなるんかなぁ