Counterpoint Researchによると、MediaTekの2021年第二四半期(4~6月)のスマホ向けSoC市場におけるシェアは38%で、Qualcommの32%に対して6%差をつけました。
1年半前と比較すると、MediaTekがサムスンとHUAWEIからシェアを奪うことに成功した形となります。
Global Smartphone Chipsets Market Share | ||||||
Brands | Q1 2020 | Q2 2020 | Q3 2020 | Q4 2020 | Q1 2021 | Q2 2021 |
MediaTek | 24% | 25% | 31% | 32% | 35% | 38% |
Qualcomm | 31% | 28% | 29% | 28% | 29% | 32% |
Apple | 14% | 13% | 12% | 19% | 17% | 15% |
サムスン | 14% | 13% | 12% | 10% | 9% | 7% |
Unisoc | 5% | 5% | 4% | 4% | 5% | 5% |
HiSilicon (HUAWEI) | 12% | 16% | 12% | 7% | 5% | 3% |
Mediatekがトップの地位を固めるか
1年前にMediaTekが市場シェアトップに立った時は、HUAWEIへの「駆け込み納品」効果で一時的なのではとの見方もありました。が、MediaTekは1年を通じてシェアトップの座を維持し、むしろ2位のQualcommとの差を拡げています。
スマホ向けSoC市場は、Googleがサムスンと共同でTensorを開発するなど、スマホメーカーによるカスタムSoCも活発化しています。しばらくはMediaTekがトップメーカーの地位を維持するのか、新たなトレンドが生まれるのか、今後も注目していきたいですね。
Source:Counterpoint Research
でもハイエンド全部SDじゃん