Xiaomiが2021年第二四半期(4~6月)に、サムスンを抜きヨーロッパにおけるスマホトップメーカーとなったようです。対前年比の勢いを見る限り、Xiaomiがこのままトップメーカーの地位を固める可能性も十分ありそうです。
Xiaomiは同時期に世界シェアでもNo.2の地位に躍り出ましたが、Xiaomiにとっての最重要市場の一つであるヨーロッパ市場での好調が、世界シェア躍進の大きな要因にもなったようです。
3ヶ月間で約1300万台を出荷
Xiaomiは前四半期にヨーロッパ市場において約1300万台(前年同期比+67%)のスマホを出荷しました。HUAWEIへの米国制裁の恩恵を受けているものとみられます(HUAWEIは米国制裁前にはヨーロッパ市場で15%を超えるシェアがありました。)同じ中華系メーカーのOPPOやrealmeもXiaomi同様に出荷台数を伸ばしています(OPPOとrealmeは前年同期比でそれぞれ+180%と+1800%成長。)
今後、HUAWEIから分離したHonorがGMS搭載機をヨーロッパ市場に(再)投入してくる見込みです。Honorは一度Xiaomi等に奪われたシェアの奪回を目指しているはずです。
ただ、前四半期(4-6月)にサムスンは出荷台数を前年同期比ベースで減らし(▲7%)います。サムスンにとっての主力市場は、Androidミッドレンジ機市場(つまり、Galaxy Aシリーズがターゲットとする市場。)です。このミッドレンジ機市場で、コスパに優れるMi/Redmi/POCO機の人気が高まっきているのも間違いなさそうです。
Androidミッドレンジ機市場におけるXiaomiのブランド認知度が更に高まっていけば、Honorによる反転攻勢を退けて、Xiaomiがヨーロッパ市場のトップメーカーの地位を固める可能性が高いでしょう。今年後半のXiaomiのヨーロッパ市場でのシェアがどうなるか、注目していきたいですね。
Source: via: businesswire.com
あれ、ソニーのxperiaが1位じゃなかったっけ?