Lenovoが手掛けるゲーミングスマホ2機種目となる、Lenovo Legion Phone Duel 2(中国ではLenovo Legion Phone 2 Pro)が正式発表。
オクタトリガーや感圧式タッチ対応、144Hzリフレッシュレートに720Hzタッチサンプリングレート、デュアル冷却ファン搭載など、前モデルよりさらにゲーミングスマホらしくなったモデルとなっています。
目次
基本スペック
- Snapdragon 888
- 6.92インチ1,080p(20.5:9)Samsung AMOLEDディスプレイ 感圧式タッチ対応 最大輝度1,300nits
- Gorilla Glass
- 144Hzリフレッシュレート・720Hzタッチサンプリングレート
- 8/12/16/18GB LPDDR5 RAM + 128/256/512GB UFS3.1 ROM
- 5,500mAhバッテリー、90W有線充電に対応
- 画面内指紋認証
- リアカメラ:64MPメイン(82° f/1.9 8K24FPS 4K60FPS)+16MP超広角(123°)、Audio Zoom、Director Mode
- インカメラ:44MP横ポップアップ(84° f/2.0)最大4K60FPS動画撮影対応
- フロントステレオスピーカー Dolby Atmos
- オクタトリガー
- デュアル冷却ファン
- デュアルハプティック(モーター)
- USB Type-C×2
- ZUI on Android 11
- 176×78.5×9.9/10.32?mm、259~262?g
Snapdragon 888を搭載し、Antutuスコアは855,004点(v9.0.1)、Geekbenchスコアはシングル1,134、マルチ3,819点と現状最高レベルのスペックに。
またディスプレイサイズが6.92インチと7インチ近く、Black Shark 3 Proの後継機を探していた人にとっては魅力的と言えるのではないでしょうか。
前モデルに引き続き、その見た目がユニークなLenovo Legion Phone Duel 2。ROG Phone 5同様に、持つ部分が熱くならないようバッテリーは端末の上下(横持ちの際は左右)に分けて配置され、中央部分よりも薄くなっているなど持ちやすさが考慮されています。
もちろん背面のLegionロゴはRGBで、カスタマイズも可能です。
スマホ史上初のデュアル冷却ファン搭載
冷却ファンを搭載したモデルはRed Magic 5Gなど以前より存在していましたが、当モデルはスマートフォン史上初となるデュアル冷却ファンを搭載(最大15,000rpm 50,000時間耐久 耐水)。
さらに4,730㎟にもなるVC液冷や、Copper Pillars、Copper Wind Tunnelなど様々な冷却機構を備え、総冷却面積は62,573㎟に。通常のSnapdragon 888搭載機と比べ30%効率よく冷却が可能としています。
オクタトリガーで操作も楽々
当モデルの特徴の一つでもあるオクタトリガー。前面の感圧式タッチ対応(左右)で2つ、横持ちの際の上部分で4つ、背面中央の2つの計8つのヴァーチャルトリガーを備え、指を動かす効率の40%向上を謳っています(実際にFPSゲームで2本指で約23秒かかる一連の動作が8本指では約15秒に)。
配信者向けの横ポップアップインカメラ
インカメラは初代同様に横ポップアップ、44MPもの高画素となり、ゲーム配信において自撮りや仮想アバターを映し出すことが可能。また4K60FPSの動画撮影やスローモーション撮影にも対応しています。
5,500mAhの大容量バッテリー
バッテリー容量は前モデル比10%増しの5,500mAhとなり、充電速度は前モデル同様90W対応で12分で50%、30分で満充電が可能。7.3時間FPSないし8時間MOBAゲームをプレイが可能としています。
またバッテリー劣化を防ぐ、スロー充電や過充電防護、バイパス充電(Xperia機などに見られる端末に直接電力供給するもの)にも対応。バッテリー容量は1,200回の充電サイクルの後でも85%まで保つことができるとのこと。
対応バンド
中国版
- 4G : B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B20/B26/B34/B38/B39/B40/B41/B42/B43
- 5G : n1/n3/n41/n77/n78/n79/n28
グローバル版
- 4G : B2/3/5/8/34/38/39/40/41/42/43?(表記が滅茶苦茶で詳細は不明)
- 5G : n1, n3, n28, n2, n7, n8, n20, n25, n66, n71, n41, n78, n79, n38, n77, n40
ドックなどアクセサリーも
ゲーミングスマホにおいてはもはや定番のドックや、最大10℃温度低下可能な外付け冷却ファンも。
Lenovo Realm
ゲーマー向けコミュニティ「Lenovo Realm」も発表され、同コミュニティ内ではアーリーアクセスゲームのプレイや、認定パートナーからのニュースや信用度の高いレビューの閲覧、専用ゲーム内アイテムや専用価格での入手が可能とのこと。
提携パートナーはあの原神はもちろん、荒野行動やロックマンX DiVEなど上画像の通り。また開発者向けにUnityとも提携しているとのことです。
約6.2万円から
カラーはアルティメットブラック、チタニウムホワイトの2色のみで、気になる価格は以下の通り。
また中国版に関しては、下位3構成が45W充電器、上位構成2つが65W充電器付属となっている模様です。(グローバル版においての充電器付属は不明)
中国版
- 8GB+128GB 3,699元(約6.2万円)
- 12GB+128GB 4,099元(約6.8万円)
- 12GB+256GB 4,399元(約7.3万円)
- 16GB+512GB 5,299元(約8.8万円)
- 18GB+512GB 5,999元(約10万円)
グローバル版
- 12GB+256GB €799(約10.4万円)
- 16GB+512GB(ドック付属)€999(約13万円)
- 18GB+512GB(ドック付属)€1,099(約14.3万円)
近くに新たなデバイスを発表か
今回発表されたのはLenovo Legion Phone Duel 2の1機種のみでしたが、発表会にて別の新デバイスの存在を公表。そのシルエットと思しきものからは、左のものがコンソール機、右のものは別のスマホであるように窺えます。
「Coming soon(近日発表)」としており、近くの発表に期待ですね。
8K60fpsが撮れるってまじ?