モバイルバッテリーや急速充電器などスマートフォン周辺機器で有名なAnker。
Ankerはオーディオブランドとして「Soundcore」や「Zolo」、掃除機などの家電ブランドとして「eufy」、プロジェクターブランドとして「Nebula」を展開していますが、今回はZoloシリーズの初期に登場したスマートスピーカー、「Zolo SonicG」を入手したのでかんたんにレビューしていきます。
目次
型落ちで投げ売り中のZolo SonicG
Zolo SonicGは3年前、2018年に発売されたAnkerのスマートスピーカーです。
定価は税込み8,980円ですが、かなり古い機種であるため家電量販店やオンラインストアで投げ売りされていることが多いです。かくいう私もAnkerStore 越谷レイクタウンオープン記念のキャンペーンで無料で手に入れたものを使っています。
Google Assistantを搭載しているため中身は完全にGoogle Home。そのため、検索、翻訳はもちろんのこと、YouTube Music等のGoogleサービスとの連携はバッチリです。
オーディオ面では5Wの高可動性ウーファーとオーハング型のボイスコイルを搭載。
Google Home miniやEcho Dotsといった小型のスマートスピーカーと似たような性能となっています。
想像以上にコンパクトな筐体
まずは開封していきます。
外箱と本体がこちら。
スマートスピーカー本体は外箱に描かれているものより小さかったため、小さいなぁと言うのが第一印象です。
手持ちのiPhone 12 miniと比べるとこんな感じ。どれぐらいコンパクトなのか伝わると思います。
本体はマットな質感です。傷がつきにくく、目立ちにくいのでどこでも違和感なく置けそうです。
バッテリー非搭載なのが残念
本体の裏面にはBluetoothペアリング用のボタンと電源用の端子があります。
そう、Zolo SonicGはバッテリーが内蔵されておらず、据え置き使用しかできない仕様となっています。
一般的なスマートスピーカーも同じ仕様のものが多いですが、あのAnkerが作っているのにバッテリーがないというのは少し残念です。
音質は期待はずれ。パソコンのスピーカーの方がマシ
肝心のスピーカーとしての音質ですが、お世辞にもいいとは言えません。
全体的に音がこもってます。壁一枚越しに音楽を聞いているような、解像度が低い印象を受けます。
私が普段使っているDELLの15インチPCのほうが音質は上だし、iPhoneに付属していたイヤホンのほうがいくぶんかマシ。わざわざ接続をZolo SonicGに切り替えて音楽を聞こうという意欲を削いできます。
いいところを言うと低音がずんずんするのはわずかに感じられるところぐらいでしょうか。とはいえ、スピーカーとしての性能は9,000円の価値はないと断言できます。
そもそもスマートスピーカーが必要なのか
スピーカーとしての価値がない以上、Zolo SonicGはスマートの部分に期待したいのですが私の環境・使い方ではそれも馴染みませんでした。
Google AssistantではOK Googleと声をかけることでGoogle検索、スマート家電の操作、アラームやカレンダーの操作、連携済みサービスを使った音楽の再生などができます。便利だとは思いますがこれって私が持っているPixel 4aでもできるんですよね。
また、我が家はスマート家電が一切ない超アナログホームであるため、やることといえば検索とアラーム・タイマーの設定。さらに、検索は自分で結果を見たいしアラーム・タイマーの設定も手元のApple Watchでもできるしスマホでやるのもそこまで手間じゃない。
音質が微妙である以上「音楽を流して」も使う気になれず、我が家での役割が無に帰しているのが現状です。
Zolo SonicGに限った問題ではないですが、そもそもスマートスピーカーって必要でしょうか。IoT機器に溢れたスマートホームを構築していないかぎりあんまり使い所ってない気がします。
まぁ全部自分で操作したい派の私との相性が悪かっただけとも言えますのでそこはご了承ください。
まとめ:定価で買う価値なし
Zolo SonicGを手に入れてから2週間ほど立ちましたが早くもホコリをかぶりつつあります。
最新のGoogle純正スマートスピーカー、「Google Nest mini」が約6000円であることを踏まえると定価の価値はまずないです。型落ち製品で半額以上で投げ売りされていることを考慮してもわざわざ買う価値があるかといわれるとそれもないと思います。私は無料でもらいましたがどう処分しようか考えている最中です。
最大の悪い点は音質が悪いところ。そこさえ改善できれば好きな音楽を声で操作するだけでかんたんに流せるみたいな使いみちもあったでしょう。
また、Ankerが手掛けているのだからバッテリー搭載とかあれば面白かったかもしれません。どこでも置けて、音質も良くて好きな音楽を気軽に流せるみたいなモデルがあったら差別化もできててよかったなと思いますよ。
Echo Dot第3世代使ってるけどスマホとはマイクの感度が違うかな?
多少離れていてもアレクサ電気つけてで反応するし