【Android&iPhone対応】スマホでできるテレワーク ②資料や書類を電子化しよう

テレワークやリモート授業の需要が増えた今、困るのが職場や学校で使用している紙の資料・書類の扱いです。使いたい時に手元にないのは、大変困ります。

このようなときは、スマホやパソコンでいつでも見られるように自炊(電子化)してしまいましょう。

自炊する方法はいくつかありますが、できるだけ時間も費用もかけたくありませんし、本も傷めたくない人も多いはず。今回は、そんなテーマにぴったりの本を裁断せず手持ちのスマホで手軽に自炊するテクニックをご紹介します。

スキャンアプリを使って自炊する

平均費用:0円~
納期:即日~
メリット:すぐに電子化できる、費用がかからない、保管場所が不要
デメリット:作業時間がかかる

スマホのスキャンアプリを使えば、高額な専用機材を購入する必要はありません。本を裁断したくない場合や、急いで電子化する必要がある場合に重宝します。

本の冊数やページ数によっては作業時間がかかりますが、上記のようなメリットも大きいので最もおすすめの自炊方法です。

本記事では、主にこのスキャンアプリを使った自炊の手順を詳しく解説していきます。

その他の自炊方法

スマホを使って自炊する方法以外にも、さまざまな自炊方法があります。ここでは、各方法のメリット・デメリット・費用を解説していきます。

自炊代行業者に頼む


電子書籍化サービス24HR

平均費用:1冊290円~(※電子書籍化サービス24HRの場合)
納期:2営業日~
メリット:自炊作業の手間が省ける
デメリット:自分で持ち込み・梱包発送する必要がある、短納期は高額

自炊代行業者を使う方法は、なんといっても自炊作業の手間を省けるのが最大の魅力です。

近年は実店舗を持たず、オンラインで申し込みできる業者も増加しています。費用は冊数・本の大きさ・ページ数によっても異なります。

また、短納期の価格が高く、遅い納期の価格は安めに設定されていることがほとんどです。

機材をレンタルする(裁断あり)

DMMいろいろレンタル

平均費用:7,000円~(※DMMいろいろレンタルの場合)
納期:予約状況によって異なる
メリット:高額な機材を購入・管理する必要がない
デメリット:レンタル日数が長いほど高額になる、必ずしもすぐレンタルできるとは限らない

自分で自炊をするには、本を裁断する大型カッターや文字・画像のスキャンに特化したスキャナーが必要となります。

これらの機材は高額でメンテナンスも必要となりますが、レンタルすれば購入費用やメンテナンス費用も安く抑えることが可能ます。保管場所にも困りません。

ただし、現在はテレワークの影響もあって自炊機材が人気を集めているため、使いたい時にすぐにレンタルできるとは限らないのが悩ましいところです。

非破壊スキャナーを使う

Amazon | CZUR ET16 Plus ドキュメントスキャナー

購入する場合の平均費用:30,000円~
レンタルする場合の平均費用:5,000円~
メリット:本を裁断しなくてよい、機材があればすぐに作業できる
デメリット:スキャナが高額、作業に時間がかかる、保管場所が必用

本を裁断せずに自分で自炊するには、非破壊の専用スキャナーを使う方法もあります。ページは手動でめくる必要はありますが、本を裁断する必要がないので裁断作業の手間が省けます。

ただし、基本的にどの製品も高額です。また、サイズも大きいため保管場所が必要となります。長期的に使う予定がないのであれば、レンタルすることで費用を抑えられます。

自分で自炊してみよう

①スマホにスキャンアプリをインストール→②本をスマホのカメラで読み取ってスキャン→③クラウドストレージに保存するのが、自炊の大まかな流れです。

各手順の詳細を詳しく解説していきます。

①準備するもの

  • スマホ
    カメラ機能があるスマホなら機種は何でもOKです。
  • ブックスタンド
    必須ではありませんが、本を自炊するなら購入しておくと便利です。固定する手間が省けるのはもちろん、陰の写り込み防止にもなります。Amazonで2,000~3,000円前後で販売されています。本の大きさによっても最適なサイズが異なるので、よく確認してから購入しましょう。

②アプリをダウンロード

続いて、スキャンアプリとクラウドストレージアプリをインストールしましょう。

近年のスキャンアプリはハードウェアに負けず劣らずの高性能なアプリが多いため、どれをインストールすればよいかわからない人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、telektlistライターが実際に試したおすすめのアプリを厳選しましたので、ぜひ参考にしてみてください。使い心地はもちろんですが、保存先のクラウドストレージとの連係性も考慮したアプリ選びをおすすめします。

なお、ここではMicrosoft Office Lensを使った方法を解説していますが、ほかのアプリもほぼ同様の流れでスキャンできます。

Microsoft Office Lens|PDF Scan

提供:Microsoft Corporation
価格:無料
おすすめ度:★★★★★
アカウント:Microsoftアカウント
変換形式:JPG・PDF・OneNote・Word・PowerPoint
保存先:スマホ本体・OneDrive
共有機能:あり
iPhoneにダウンロード
Androidにダウンロード

Microsoftが開発した「Microsoft Office Lens」は、Microsoftサービスとの連携性に優れたスキャンアプリです。

「ホワイトボード」「ドキュメント」「名刺」「写真」「アクション(※Android版のみ)の5つの読み取りモードが用意されています。

マイクロソフトのクラウドストレージ「OneDrive」との連係性に優れており、読み取ったデータをすぐに保存できるのは魅力です。

Word形式やPowerPoint形式に直接変換できるスキャンアプリは数少ないので、読み取ったデータを直接Officeファイルで編集したい人におすすめです。

Adobe Scan

提供:Adobe Inc.
価格:無料
おすすめ度:★★★★
アカウント:Adobeアカウント、Googleアカウント、Facebookアカウント、Apple ID(※Adobeアカウントとの紐付けが必要)
変換形式:PDF
保存先:Adobe Document Cloud
共有機能:あり
iPhoneにダウンロード
Androidにダウンロード

PDFの開発元であるAdobeが開発したスキャンアプリです。「ホワイトボード」「フォーム」「文書」「名刺」の4つのモードが用意されており、取り込んだデータは自動的にPDF形式へ変換されます。

同アプリの連続スキャン機能が大変優秀で、ページ数の多い書籍を楽々取り込むことが可能です。

読み取ったデータは、一旦Adobeのクラウドストレージ「Adobe Document Cloud」に保存されます。スマホの共有機能を利用し、メールやSNSなどほかのアプリと共有できます。

Googleドライブ(Androidのみ)

提供:Google LLC
価格:無料
おすすめ度(スキャン機能):★★★
アカウント:Googleアカウント
変換形式:PDF
保存先:Googleドライブ
共有機能:あり
Androidにダウンロード

Android版Googleドライブには、スキャン機能も搭載しています。ほかの専用アプリと比較すると機能面は簡素ですが、一通りの編集機能が搭載されているので使い勝手が良いです。

PDF化したデータはすぐにGoogleドライブに保存されます。スマホの共有機能を利用し、メールやSNSなどほかのアプリとも共有できます。

ファイル(iPhoneのみ)

提供:Apple Inc.
おすすめ度(スキャン機能):★★★★
アカウント:Apple ID
変換形式:PDF
保存先:スマホ本体、iCloud Driveなどのクラウドストレージ
共有機能:あり

iPhoneの標準アプリ「ファイル」には、スキャン機能が用意されています。カメラが書類を認識すると自動的に撮影してくれるので、今回ご紹介するアプリの中では最も撮影が手軽です。

専用アプリと比較すると機能面はシンプルですが、一通りの編集機能が搭載されており、連続スキャン機能も優れています。PDF化したデータは、スマホ本体やiCloud Driveなどのクラウドストレージに保存されます。

③ブックスタンドに固定して撮影する

スキャンしたい本や書類をブックスタンドに固定したら、スキャンアプリを起動して最適なモードを選択します。今回はページ数のある冊子をスキャンするので、「ドキュメント」を選択しました。スマホのカメラに写してシャッターボタンをタップして撮影しましょう。

④トリミングする

撮影後に自動トリミング済みの画面が表示されます。四隅の丸アイコンをドラッグすれば手動で調整することも可能です。調整が完了し、「確認」をタップすると、撮影画面(手順③)の画面に戻ります。同様の手順で、次のページを順番に撮影していきましょう。

⑤取り込んだデータを編集する

すべてのページを撮影したら、シャッターボタンの「>(ページ数)」をタップして編集画面を表示します。色や向きなどを編集したら、「完了」をタップしましょう。

⑥データを保存・共有する

取り込みや編集が完了したら、ファイル形式を選択します。ここでは、汎用性の高いPDF形式で保存したいので「PDF」を選択しました。次の画面で、保存先を指定します。

アプリによって保存できる場所は異なりますが、Microsoft Office Lensはスマホ本体とOneDriveに保存できます。スマホだけでなく、パソコンやタブレットなどほかの端末からも見たい場合は、クラウドストレージへの保存がおすすめです。

万が一スマホが故障してもバックアップされているので、別の端末からでも閲覧できて大変便利です。ほかのユーザーと共有したい場合は共有リンクを作成してメールなどに添付して送信しましょう。

まとめ:書類を電子化して持ち歩こう

かさばりがちな書籍や書類を電子化すれば、デスク周りや本棚が整理されます。

お手持ちのスマホでいつでもどこでも読めるようになるだけでなく、画面に書き込んでメモや勉強したりなど幅広い使い方ができるのもいいですね。

スマホのカメラはサイズが小さいので、一見スキャンには向かないと思うかもしれません。しかし、近年はカメラのスペックが大幅に向上しており、アプリの手助けもあって紙面の文字や画像を高品質な状態で取り込むことが可能です。

ほかの自炊方法と比較すると費用も安く、思い立った時すぐに取りかかれるので、ぜひスマホでの自炊に挑戦してみてくださいね。

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Writer

森野 沙織
スマホとパソコンが大好きなライター。ガジェット大好きです。

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 コメント

※暴言・個人攻撃等は予告無しに削除します

  1. 匿名 2021.03.07 21:14 ID:53158cda6 返信

    どうした大丈夫?

  2. 匿名 2021.03.07 21:30 ID:93a37413f 返信

    チキって最後に予防線張ってるの草
    ダサすぎやろ

    • 匿名 2021.03.07 23:05 ID:8f73b3422 返信

      はい図星

  3. 匿名 2021.03.08 02:17 ID:9498db45d 返信

    テレワークはPCじゃないと

  4. 匿名 2021.03.09 15:29 ID:ed679e0ad 返信

    真っ先に暴れにきてて草