Huawei P30 Proは2019年4月に発売されたスマートフォンで、6.47インチディスプレイやKirin 980を搭載しているのが特徴です。
投稿してくださったコトントン様、ありがとうございました。
目次
Huawei P30 Proのスペック概要
基本スペック | |
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ディスプレイ | 6.47インチ, 1080 x 2340, 有機ELディスプレイ, 398ppi |
サイズ | 158 x 73.4 x 8.4mm, 192g |
システム | |
OS | Android 9.0 (Pie) |
Soc | Hisilicon Kirin 980 |
CPU | Cortex-A76(2.6GHz) x2 & Cortex-A76(1.92GHz) x4 & Cortex-A55 x4 8コア, 2.6 GHz |
メモリ(RAM) | 6GB / 8GB |
ストレージ | 128GB / 256GB / 512GB, sd_card microSD最大NMカード256GBまでSIM2スロットを使用 |
カメラ | |
メインカメラ | camera_rear 40 + 20 + 8 + TOFMP, F値/1.6, OIS(光学手ぶれ補正), デュアルトーンLEDフラッシュ, PDAF, クアトロカメラ, 5x光学ズーム |
メインカメラ特徴 | camera |
前面カメラ | camera_front 32MP, F値/2.0 |
センサ類 | 指紋認証センサ, 加速度センサ, 近接センサ, ジャイロ, コンパス, 顔認証ロック, 色彩波長センサ |
機能 | 防水 IPX 8, 水面下での使用が可能, イヤホンジャック なし |
その他特徴 | 40W急速充電(30分で70%充電可能), 15W急速ワイヤレス充電 |
バッテリー | battery_charging_fullType-C 1.0, 4200mAh |
購入について
購入の決め手
ハイエンドスマホにも関わらず、激安だったため
購入場所・購入時期・購入価格
購入場所:ドコモオンラインショップ
購入時期:2020年6月
購入価格:およそ4万円(大幅値下げ中だった)
購入モデル
ドコモ版P30 Pro、メモリ6GB、ストレージ128GB、本体色はブラック
化粧箱・付属品
箱はスマホの箱としては普通のサイズでした。割とがっちりしていて、一カ所一カ所丁寧にデザインしたのだなというのがよくわかる箱でした。
イヤホンはType-Cの物が付属しており、マイクや音量・再生ボタンがついています。Appleの付属のイヤホンによく似ています。
また、Type-Cから3.5mmイヤホンジャックへの変換ケーブルも付属していました。割とふにゃふにゃで耐久性に不安があります。
充電器などは付属していませんでした。もちろんケース、保護フィルムもありません。他には、SIMピンとクイックスタートガイドが入っていました。
本体デザイン
背面はガラスで、かなりきれいですが、光沢があり、指紋がつきやすいです。鏡になるレベルにきれいです。
カメラはかなり出っ張っていてケースなしで置くとガタガタします。ゲームなどをするときも出っ張りは気になることがあります。
背面が湾曲しているおかげで、かなり持ちやすくなっています。ブラックを購入したため、太陽光下に放置するとかなり熱くなり、バッテリーもすぐ減ります。
ディスプレイ
ディスプレイは有機ELなので発色は良いです。しかし、FHD+なのでよく見るとドットが見えてしまいます。
ノッチはインカメラの分しかありませんが、気になるので、「ノッチを隠す」設定にして利用しています。有機ELなのでここでしっかり消えてくれるのは良いです。
個人的には、ポップアップやフリップの方が好きなのでノッチがあるというのは残念です。個人によって意見が分かれるところだとは思いますが、エッジがある影響で使いにくいと感じています。
ソフトウェア・アプリ
Android 9、EMUI9.1.0で全くアップデートは来ません。
EMUIらしくかなりカスタマイズされていますが、ドコモが魔改造をしているせいか、ツインアプリやスクリーンタイム機能は設定画面にありません。様々なところが本来のEMUIから削られているため、かなりストレスがたまります。
ダークモードはアプリによって適用されたりされなかったりするので微妙です。
ホーム画面は元々、「HUAWEIホーム」と「docomo LIVE UX」が入っていて、後者がデフォルトになっていましたが、使い勝手もデザインもエフェクトも論外なので、前者にすぐ変更しました。それでも機能が少なかったので「Microsoft Launcher」をインストールして、今も利用し続けています(画像1枚目:Microsoft Launcher、2枚目:docomo LIVE UX、3枚目:HUAWEIホーム)。
プリインストールアプリは、ドコモ系のアプリがとにかくいっぱい入っています。HUAWEI系のアプリは数えるほどしかありませんでした。
GMSは今のところ何も制限されることなく利用しています。また、さらにHMSもインストールし、Playストアにないアプリも楽しんでいますが、正直アプリの質や量は圧倒的にPlayストアです。
「オプティマイザ」が元々入っていますが、メモリ解放、キャッシュ削除をボタン一つでやってくれるので重宝しています。
データセーバーという機能がありますが、バックグラウンド通信ができないため、LINEやSlackは個別に設定する必要があり、面倒です。さらに、近頃この機能が全く働いてくれなくなり、どうでも良いTwitterやYouTubeなどの通知も来るようになってしまいました。
システムナビゲーションは、「ジェスチャー」「3つのキーによるナビゲーション」が選べ、「ナビゲーションメニュー」もオンにできます。
動作・ゲーム性能
Antutuベンチマークは40万点前後になります(ver.8.5.3)。
これは、パフォーマンスモードで計測したときの値で、省電力モードで計測すると20万点代に落ちることがあります。計測をするとCPU温度は4℃前後上昇します。
ストレージテストでは3万点強と、UFS2.0/2.1のわりには頑張っています。
Geekbenchでは、シングルで約700点、マルチで約2500点となりました。
ゲームにはAppAssistantという便利な機能があり、ターボ機能、通知制限、誤操作防止機能があるので、快適にプレイできます。
私はWorld of Tanks Blitzというゲームをプレイしていますが、グラフィックを最高にするとカクカクでプレイできません。中くらいの設定に戻すと快適に動作します。
また、重ためのゲームをいくつか起動しておくと、RAMがいっぱいになるためか、バックグラウンド起動していたアプリを再起動するはめになります。ただし、一般的なゲームプレイに困らない程度の性能は持っています。
カメラ性能・写真サンプル
まず、カメラの不満点は下記の通りです。
・音量ボタンでズームを変えられないこと
・人以外のポートレート撮影が難しいこと
・AIで判定するとたくさんのモードがあるのに手動ではそれらを選択できないこと
・カメラの音がなること
・40MPモードではズームができないこと
・近接センサーの特性で黄色がかった写真になること
・ビデオ撮影において4Kにしないと望遠レンズが使えないこと
・4Kで撮影すると30fpsまでしか出せないこと
それでは、作例の紹介に移ります。
最初(月)の画像は50倍ズームを利用した物で、スペック通りの写真が撮れました。AIが自動で「月」と認識し、ISO感度、露出などを合わせてくれます。ただ、手持ちで月を撮るのは大変でした。
2枚目(餃子)は、近距離センサーが使われている写真で、かなり黄色であることがわかると思います。正直、「料理」と認識しているのでこのくらいはソフト側で補正してほしいです。
3枚目(花)は、アパーチャモードで撮影した画像です。AIが補正してとても鮮やかな色になっていますが、本物はもっと普通の色です。このあたりは、AIの補正が効きすぎかなと感じています。
4枚目(東京駅・広角)は、40MPで撮影したもので、暗かったですが、通常モードで撮影しました。暗くてもある程度はAIの補正がかかり、後ろのディスプレイが白飛びしてるのが気になるくらいだと思います。
この距離ですが、正面の窓にはしごが掛かっているのがわかるくらいまで、40MPの画像は拡大できます。
5枚目(東京駅・超広角)は、超広角20MPで撮影しました。超広角は暗がりにとても弱いので夜景モードで撮影しました。
超広角では、端のほうがゆがんでしまったり、塗り絵になってしまったりするので、全体を写せるくらいしかメリットを感じません。
スピーカー・音質
スピーカーはモノラルスピーカーで、音質は良くないです。動画を流すと通常音割れしないようなところで音割れしました。
イヤホンに関しては、全く不満はありません。
電池持ち・充電速度の印象
通常通り使っていれば2日くらいは持ちます。
ゲームを長時間するとかなり減りは大きいですが、一日は持つので、モバイルバッテリーの持ち歩きの必要はないと思われます。
充電速度は、40Wの超急速充電を利用すると1時間でかなり充電されます(正確に測ったことはありませんが70%くらいは回復すると思います)。通常充電は相当時間がかかります。
その他
画面内指紋認証が搭載されており、ポケットから出してすぐに解除ができ、快適です。先ほど欠点として挙げたノッチのインカメですが、顔認証に使われるため、便利に使っています。家の中にいるときは基本的に顔認証を利用しています。
私がかなり便利に使っているのが画面常時表示で、時刻や通知の確認ができ、とても使い勝手が良いです。
まとめ
良い点
・画面内指紋認証
・SoC性能
気になる点
・ディスプレイのエッジ、ノッチ
全体的な感想
4万円で買えたということを考えれば最強のコスパだったと思います。
SoCはそれなりに優秀、カメラはとても優秀です。加えておサイフケータイ対応や防水搭載というスペックです。
本当に残念だったのがドコモによる魔改造で、これさえなければ最高の端末になったと思います。素直にグローバル版を買ったほうが良さそうです。
評価:3点/5点満点
価格・購入先
Huawei P30 Proの 6 GB/ 128 GB モデルの発売時の価格は日本円で約 125,000円でした。購入時の参考にどうぞ。現在、通販サイトでの購入が可能です。
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その他実機レビューはこちら
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