XiaomiのカスタムスキンであるMIUIですが、中国のコミュニティサイトにおいて、GMS(Google Mobile Services)をインストールできなくなったと複数のユーザーが報告。これはバグなどではなく仕様変更のようで、今後中国版Xiaomi機においてはGMSのインストールはできなくなる模様です。
コンプライアンスが理由
中国のXiaomiコミュニティサイトにおいて、複数のユーザーにより端末にGMSをインストールできないとの報告がされており、それらの投稿に対しスタッフは以下のように回答。
最初に、Xiaomiへのサポート誠にありがとうございます。コンプライアンス上の理由により、Google Service Frameworkが元からインストールされていない端末においては、中国版MIUIにてGMSをインストールをすることはできません。ご了承ください。
まず、GMSがインストール不可能となるのは回答にもある通りGoogle Service Framework(Google Play Services)が元からインストールされていない端末、つまり中国内で販売される”中国版のXiaomi機”です。グローバル版に関しては何も公式からの声明はなく、現状問題はないものと思われます。
※Google Mobile ServicesはGmailやYouTubeといったGoogle製アプリとAPIの総称で、Google Service Framework(Google Play Services)はアプリ、Googleサービス、Androidを結びつける根幹を成すフレームワークのこと
既にGMSインストール済みの端末もアプデで適用か
今までは中国版Xiaomi機でも手動でGoogle Play Services、GMSをインストールし普通にGoogle製アプリを使用可能でしたが、これにより今後はそれが不可能となります。
また既にGMSがインストールされている端末についても、今日のアプデでGoogleサービスが動かなくなった、と報告しているユーザーもおり、中国版Xiaomi機を使用している方は今後のアプデは様子見した方が良いかと思われます。
現在これらが報告されているモデルは、伝えられているところRedmi K30 UltraおよびRedmi 10X 5Gのみですが、対象となるモデルについては公式に明らかとはなっていません。
筆者も中国版Xiaomi機をいくつか所持していますが、今回のことにより、今後は正直中国版Xiaomi機には手が出にくくなってしまいました。先日のアメリカによるブラックリスト入りが関係しているのかについては不明ですが、グローバル版は同じようにならないことを祈るばかりです。
Source:IT Home
アメリカのせいという可能性はあるけど、中国側の対抗措置説もあるんだよね。
中国側がアメリカ企業のサービスを使わせないためにGMSの排除を実行した可能性もあるから、なかなか難しい(今まではGMSを使えるようにする「抜け道」があったのは広く知られていたけど、それをついに封じ込ませようとした可能性)
まあ、GMS入らないはずのHuawei機種にもGMS導入してるやつはいくらでもいるし、今更中華スマホ使ってるくせにそんな些細なこと気にしてもしょうがないからな。開き直ったほうがいい