Black Shark 3は2020年3月に発売されたスマートフォンで、6.67インチディスプレイやSnapdragon 865 5Gを搭載しているのが特徴です。
投稿してくださったnon様、ありがとうございました。
目次
Black Shark 3のスペック概要
基本スペック | |
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ディスプレイ | 6.67インチ, 1080 x 2400, 有機ELディスプレイ, 395ppi |
サイズ | 168.7 x 77.3 x 10.4mm, 222g |
システム | |
OS | Android 10.0 |
Soc | Qualcomm Snapdragon 865 5G |
CPU | Kryo 585 8コア, 2.84 GHz |
メモリ(RAM) | 8GB / 12GB |
ストレージ | 128GB / 256GB, sd_card microSDスロット無し |
カメラ | |
メインカメラ | camera_rear 64 + 13 + 5MP, F値/1.8, トリプルカメラ, LEDフラッシュ, PDAF |
前面カメラ | camera_front 20MP, F値/2.2 |
センサ類 | 画面内指紋認証センサ, 加速度センサ, 近接センサ, ジャイロ, コンパス |
機能 | 防水 非対応, イヤホンジャック あり |
バッテリー | battery_charging_full2.0, Type-C 1.0, 4720mAh |
購入について
購入の決め手
コスパの高いゲーミングスマホが欲しかった。Red Magic 5GやROG Phone 3がよく比較対象として挙げられるが、Black Shark 3が一番安く入手可能だった。
購入場所・購入時期・購入価格
購入場所:Amazon.co.jp内Etoren Onlineで購入
購入時期:2020年12月
購入価格:5万700円
購入モデル
海外版、メモリ8GB、ストレージ128GBモデル、本体色はブラック
化粧箱・付属品
内容については写真の通りです。充電器端子が海外仕様のため変換コネクタが必要と聞いていましたが、そんなことはありませんでした。
また、化粧箱裏面の記載より国内主要バンドの1、3、18、19に対応していることが確認できます。私は楽天を利用しており、楽天及びパートナー回線ともに問題なく通信可能です。
なお、5GについてはN78に対応と記載されています。私の手元にある楽天UN-LIMITE Vの5G回線とは対応バンドが違う…と思っていたのですが、telektlistの5G解説ページによるとN77(N78内包)とあるため、楽天でも5Gが利用可能なのか!?と思い、埼玉県の大宮桜木町とさいたま新都心へ向かいました。
しかし、5G電波どころかずっとパートナー回線のまま。5Gは指向性が高く通信範囲も狭いことはわかっていたので、せめて楽天回線に繋がればアプリで基地局位置を確認して近づく事も可能だったのですが、本レビューではそのテストまではかないませんでした。
本体デザイン
保護フィルムが付属していないと聞いていたため、保護フィルムを2つ購入しましたが、写真の通り保護フィルムは標準装備となっていました。
前述の充電器とあわせて、もしかしたら購入時期によって内容物の変更があるのかもしれません。
側面には、スライドスイッチがあります。ゲーミングモードのためのスイッチですが、これがなかなか固いです。正直クリックするタイプのスイッチのほうが楽だと思いました。ただ、クリックタイプだと誤爆の可能性などがあるため、この形になったのかもしれません。
ディスプレイ
ディスプレイに関しては、スペックシート上の情報やネットのレビューから想像したものと相違なく、特にコメントすることはありません。
Redmi Note 9Sと比べるとパンチホールが無いため、そういった部分でゲーム体験をじゃましないのは良いですね。
ただ、自動明るさ調整については若干明るすぎる印象があります。自動調整の中でも暗めや明るめなど選べたら良いなと思います。
ソフトウェア・アプリ
Xiaomiの標準録画アプリについて、Redmi Note 9Sでは音がブツブツ途切れる事があり、SoCの性能不足やストレージの帯域不足と思っていました。ただ、Black Shark 3でも同様の事象が発生してしまう事がわかりました。アプリの完成度不足......かと思いきや、アークナイツで録画中のみ発生しており、別ゲームでは問題ないことがわかったため、アプリとの相性問題かもしれません。
嬉しいポイントとして、ビットレートがRedmi Note 9Sでは最大16Mbpsだったのが20Mbpsへ。フレームレートが最大30fpsだったのが60fpsへそれぞれ引き上げられています。
ホーム画面については、そのままでも使いづらい事はないですがNovaランチャーを普段から利用しているため特に言うことはありません。
また、MIUI搭載のRedmi Note 9SはAndroidセキュリティパッチ2020/10バージョン搭載なのに、JOYUI搭載のBlack Shark 3は2020/06版にとどまっています。メインストリームのOSじゃないだけに、Xiaomiがリリースする新機能を楽しみたい人には注意が必要かもしれません。
個人的に助かっている部分は、Redmi Note 9Sにも搭載されているボタンのショートカット機能です。電源ボタン2回押しでライトがつくのはかなり便利で助かっています。
動作・ゲーム性能
Redmi Note 9Sも所有していますが、Black Shark 3はあちらの倍以上のAntutuベンチマークを誇ります。ただ、ゲームプレイ時に言うほど差を感じなかった事にはびっくりしました。違うと言われれば確かに違いますが、もっと大きな差を期待していました。
個人的には、Snapdragon 865が本当に必要になるゲームはないように感じます。
カメラ性能・写真サンプル
カメラは普通に動くのでOKです。正直、このスマホをチェックするユーザーが大きな関心を持つ項目ではないと思います。
個人的に、ウォーターマークがつけられるスマホは大好きです。これがあるだけで写真に妙な「作品感」が出てそれっぽく見えます。
スピーカー・音質
Redmi Note 9Sは底面にスピーカーがあるため、私の持ち方だと塞いでしまいます。音が聞こえなくなるため、パニシンググレイレイブン等の音の情報が重要なアクションゲームをする上では、かなりハンデを背負う状況になってしまっていました。
Black Shark 3は前面のステレオスピーカーであるため、塞ぐ心配は全くなくなりましたが、音質自体は別に良くはありません。ステレオなだけあってサラウンド感はありますが、その程度です。
また、前面にスピーカーがあることで、カーナビ用途で使用するときに音声が聞こえないという事態も防げます。
電池持ち・充電速度の印象
Redmi Note 9Sと比較してしまうと、電池持ちは悪く感じます。フラッグシップSoC搭載や90Hzリフレッシュレートを考えると当然ですが、それらの主要な電池消費の激しそうな機能をオフにしていてもどんどん減ります。
他のレビューを見てみても、スタミナ自慢のRedmi Note 9Sとでは比較にすらならないと評されている方がおり、全く同じ印象です。
その他独自機能について
ゲーミングモードは目玉機能だけあって、多くのレビューにて触れられているので私からは特に語る事はありません。ただ、正直スライドスイッチが結構固くて使いづらさを感じます。起動時の演出とかは非常にかっこいいんですけどね......
まとめ
良い点
②前面スピーカー
悪い点
②電池持ちがあまり良くない
③スピーカーの音質自体は特筆できるものではない
全体的な感想
Snapdragon 865搭載のスマホが5万円で買える。なおかつ主要バンドに対応している。ここがかなり重要でした。
ただ実際購入してみると、ゲーム体験は期待していたほどではありませんでした。
Redmi Note 9Sとの動作比較で、Black Shark 3のほうが少しスピーディーということには間違いないのですが、バッテリーの消耗スピードも速いです。
このあたりの性格の違いをどう評価するかが非常に難しいです。「バッテリーを取るか、動作性能を取るか」といった感じですね。
【価格・購入先に関する情報】
国内正規代理店から購入した場合はおよそ7万円と、ちょっと高めです。しかし、代理店のひとつであるGlimpseでは頻繁に1万円程度の値引きセールを実施しており、時期があえば6万円程度で購入可能です。
国際版をAmazonで購入すれば5万円と一番安く購入可能なのですが、正規代理店から購入して安心感を買いたいという人にとってはセール時にGlimpseで購入する事をおすすめしたいです。
評価:4点/5点満点
価格・購入先
Black Shark 3の 8 GB/ 128 GB モデルの発売時の価格は日本円で約 53,000円でした。購入時の参考にどうぞ。現在、通販サイトでの購入が可能です。
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