この記事は、iQunixより販売されているメカニカルキーボード「iQunix F96(CORAL BLUE)」のレビューです。
パソコンのキーボードと言えば、文字を入力するのに必須である最も重要な周辺機器のひとつです。高性能なスマホやタブレットが全世界に普及した今、それでもパソコンが求められているのは、物理的なキーボードがなければできない操作があるからだと言っても過言ではありません。(異論は認めます)
だからこそ、このtelektlistというウェブメディアで曲がりなりにもライターを務める私が、恐らく非常に安価で、薄く打ちづらいノートパソコンの標準キーボードを使い続けているというのは問題です。
長い間、いわゆる高級キーボードには目をつけていましたが、結局購入までには至っていませんでした。この記事では、「今更」初めてのメカニカルキーボードを購入した私が抱いた所感を述べていきたいと思います。
まずは外観を見てほしい
今回購入したキーボードは、Cherry社のCherry MX Red(いわゆる赤軸)スイッチを採用したごくごく一般的なメカニカルキーボードです。日本国内外多くのメーカーが同じスイッチを使ったキーボードを多く販売している中で、私がiQunixのキーボードを選んだのはその美しく、可愛く、カッコよく洗練されたデザインによるところが大きいです。
何枚か写真を撮影しましたので、まずはそれをご覧ください。
製品詳細
キーボードの構成やスペックを紹介します。
iQunix F96は、96%と呼ばれるあまり聞かないレイアウトを自称しており、一般的なフルキーボード(100%)よりもほんの少しだけキー数が少なくなっています。キー数はちょうど100個で、フルキーボードと比べ、Insertキー、SCR LKキーなどいくつかの使用頻度の低いキーが省かれているのが特徴です。なお、ベースはUSキーボードとなっています。筆者は以前よりUSキーボードを使ってきましたが、やはり日本語入力などには多少不自由を感じます。
一般的なテンキー付きのキーボードと違って、QWERTY部分とテンキーとの間に空間が無く、またすべてのキーボードが隙間なく敷き詰められていることを魅力に感じるユーザーも多いとのこと。筆者は逆にミスタイプを誘発してしまいあまり好感触ではないのですが、配列は慣れを待てば問題なさそうです。
キースイッチには筆者の選んだCherry MX Redスイッチ、Brown、Blue、Silent Redがあり、Silent Redを除く4つにRGBモデルを加えた全7種のスイッチが用意されています。
そのほか、スイッチ、接続(有線/無線)、カラーバリエーションにより、このキーボードの中だけでも非常に多くの選択肢があるのが魅力です。
PBT素材のキーキャップには、Realforceシリーズなどの最高級キーボードでも採用されている昇華印刷方式が採用されており、印字やキー自体の摩耗の少なさも期待されます。(これは長期に渡って使用しなければわからない点ですが)
筆者は今回、Cherry MX RedスイッチのNon-RGB、有線接続のモデルを購入しました。
なお、iQunixに国内の代理店は無く、公式ストア(iQunix.store)かGearbestなどの海外通販サイトからしか入手することが出来ません。筆者は今回、最も安価だった京東商城(JD.com)の公式ストアから直接購入しました。中国版のため説明書は中国語でしたが、製品には何ら変わりはありません。
初めてのメカニカルキーボード、やはり打ち心地は抜群
さて、筆者は初めてメカニカルキーボードを購入したわけですが、想像通り打ち心地は抜群です。文字を入力する際の生産性や手の疲労は抜群に改善しましたし、なにより沢山のキーボードを実店舗・オンラインで比べた中でついに見つけたお気に入りのキーボードが手元にあることが幸せです。パソコンで文字を入力する機会が多いものの、まだ高級キーボードには手を出したことがないという方は、ぜひとも購入をおすすめします。必ず、価格以上の価値があるはずです。
スイッチ自体は非常に一般的な赤軸スイッチであるため、キーの感触そのものについてはより精通した他サイトなどに委ねたいと思います。当然ですが、量販店などで実際に触った他社製の赤軸キーボードと比べても特に変わった印象は受けません。
まとめ
実は、このキーボードを私が購入したのは去年の11月。11月11日のセールに合わせ、1.6万円ほどで購入したものの、言葉選びをしているうちに2ヶ月が経ってしまいました。1月の記事なのに、秋の写真が上がっているのはそのためです。
二か月がたった今でもまったく飽きることがなく、確実な打鍵感と心地よい音はいつでもPC作業を楽しくしてくれます。夜には少し音が気になることもありますが・・・。
年が明けて今更になりますが、間違いなく、私的「2020年買ってよかったものランキング」のトップに君臨しています。
評価: 5/5点
キーボードのレビューありならもっといろいろ見たいかも