今回の記事では、サムスンが2020年夏(6月以降)に発表したスマートフォンを一覧でご紹介します。
目次
サムスンの2020夏モデルまとめ(6月1日~9月30日)
Soc | 特徴 | 価格 | |
Galaxy S20 FE 5G | Snapdragon 865 | 12MPトリプルカメラ、120Hz駆動AMOLED、IP68 | 約7.4万円(アメリカ) |
Galaxy S20 FE 4G | Exynos 990 | 約7.8万円(ヨーロッパ) | |
Galaxy Note20 Ultra | Snapdragon 865+ / Exynos 990 | 108MPトリプルカメラ(50倍ズーム)、120Hz駆動AMOLED、IP68 | 約13.8万円(グローバル) |
Galaxy Note20 | 64MPトリプルカメラ、AMOLED、IP68 | 約10.6万円(グローバル) | |
Galaxy Z Flip 5G | Snapdragon 865+ | 12MPデュアルカメラ、6.7インチAMOLED(折り畳み) | 約15.4万円(グローバル) |
Galaxy Z Fold2 5G | Snapdragon 865+ | 12MPトリプルカメラ、7.6インチ120Hz駆動AMOLED(折り畳み) | 約21万円(グローバル) |
Galaxy Tab S7+ 5G | Snapdragon 865+ | 13MPデュアルカメラ、12.4インチ120Hz駆動AMOLED(WQHD+) | 約11.3万円(グローバル) |
Galaxy Tab S7 5G | Snapdragon 865+ | 13MPデュアルカメラ、11.0インチ120Hz駆動LCD(WQHD+) | 約8.8万円(グローバル) |
Galaxy Tab A7 10.4 | Snapdragon 662 | 8MPシングルカメラ、10.4インチLCD | 約2.8万円(グローバル) |
Galaxy A41 | MTK Helio P65 | 48MPトリプルカメラ、AMOLED | 約3.7万円(日本・ドコモ) |
Galaxy A42 5G | Snapdragon 750G? | 48MPクアッドカメラ、AMOLED | 約4.6万円(グローバル) |
Galaxy M01s | MTK Helio P22 | 13MPデュアルカメラ、microUSB | 約1.5万円(インド) |
Galaxy M51 | Snapdragon 730G | 64MPクアッドカメラ、AMOLED、7000mAhバッテリー | 約3.7万円(インド) |
サムスンの2020夏モデルでは、折り畳み機を含めてハイエンド機が目立ちます。ただ、サムスンの売れ筋はミッドレンジ機(Aシリーズ)になります。アジア・ヨーロッパ向けに廉価なモデル(Mシリーズ)も少なからず発売していますが、中華メーカーと比べるとコスパ面ではやや劣ります。
ハイエンド機として、Note20 UltraやGalaxy S20 Fan Edition 4G / 5Gに加えて、折り畳みスマホZ Fold2 5GやZ Flip 5Gなど、挑戦的なモデルも発表しているも特徴的です。
注目の機種をピックアップ
Galaxy S20 Fan Editon 5G【高コスパな廉価版】
Galaxy S20 Fan Editon 5Gの主なスペック
- Snapdragon 865を搭載
- 120HzリフレッシュレートAMOLEDディスプレイ搭載
- 32MPのインカメラ
- 価格は730ユーロ(約9万円)/699ドル(約7.4万円)
Galaxy S20 FE 5GはGalaxy S20シリーズの廉価モデルに当たります。廉価モデルとはいえ、Socは変わらずディスプレイも120HzリフレッシュレートのAMOLED搭載と十分なスペックです。インカメラは32MPとS20より高画質になりました。
アメリカ価格はUSドルで699ドル(約7.4万円)からと非常に廉価です。なお、ユーロ価格では4G版でも約7.8万円からと若干割高となっています。
前世代のS10 Liteも日本発売されなかったのであまり期待できないですが、日本発売がのぞまれるスマホです。
Galaxy Note20 Ultra【2020年最高のスペック】
Galaxy Note20 Ultraの主なスペック
- Snapdragon 865+/Exynos 990を搭載
- 120HzリフレッシュレートAMOLEDディスプレイを搭載
- 9nmレイテンシのSペン
- 50倍ズーム対応の最大108MPトリプルカメラセンサー
Galaxy Note20 UltraはGalaxy Note20シリーズの最上位モデルです。サムスンの2020年フラッグシップ機に恥じないスペックを備えています。
反面、価格は12GB+128GBモデルが1299.99ドル(約13.8万円)からと非常に高額になっています。
日本ではauが取り扱いを発表し、Docomoも取り扱うのではと言われています。日本発売価格は未定ですが、税込み15万円を超える可能性が高そうです。
Galaxy Z Fold2 5G【プレミアムな折り畳みスマホ】
Galaxy Z Fold2 5Gの主なスペック
- Snapdragon 865+を搭載
- 120Hzリフレッシュレートの7.6インチ折り畳みディスプレイ
- 6.2インチのAMOLEDサブディスプレイ
- 折り畳みディスプレイに最適化されたOS
Galaxy Z Fold2 5GはSnapdragon 865+を搭載した折り畳みスマホです。閉じた状態では6.2インチの普通のスマホのように使え、開けば7.6インチの大画面ディスプレイのタブレットとして使うことが出来ます。
サムスンはOSも折り畳みディスプレイに最適化することを進めており、マイクロソフトとの協力でOfficeなどの使い勝手も良くなっています。
価格は据え置きで1,999ドル(約21万円)からと、前モデルに引き続き高額です。ただし折り畳みディスプレイの供給体制が整いつつあるため、来年以降のモデルの価格はもう少し落ち着くかもしれません。ディスプレイ以外のスペックを落とした廉価版の発売も噂されています。
日本ではauが独占で取り扱う予定です。前モデルGalaxy Foldは評判・販売成績共に良くなかったのですが、Z Fold2は評判・販売成績(出だし)共により良いと言われています。但し、20万円超えのスマホにどこまで国内外で需要があるか、疑問は残ります。
新しいシリーズ”F"を追加と日本でのミッドレンジ機(Aシリーズ)ラインナップ強化
サムスンは、ハイエンド機・Aシリーズ・Mシリーズに加えて、インド市場向けにカメラスペック重視の”F”シリーズを追加予定です。
また、日本で満を持してGalaxy A51 5G(はつのA50番台ライン)を投入します。
サムスンは、2020年前半は5Gフラッグシップ開発(S20シリーズがUltraを除き販売不振)で躓いた感があります。ただ、インド市場での中国製品の不買運動、Huaweiへの米制裁(特にヨーロッパ市場で追い風)は同社にとって好機となります。2020年後半にスマホトップメーカーとしての地位を固められるか注目です。
Note20ultraのズームは50倍までじゃなかったっけ?