画像はMi 10 Ultra
Mi Note 10をはじめMi 10シリーズ、そしてMi MIX Alphaなど数々のスマホに108MP(1億800万画素)の超高画素センサーを装備させてきたXiaomiが、今度は更に低価格な、Xiaomi史上最安の108MPカメラスマホを準備しているようです。
18日、著名リーカー数碼閑聊站氏により、Weibo上に投稿された一枚の画像は、Xiaomiの未発表スマホM2007J17Cの詳細な情報を示しています。
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噂のスマホ、コードネーム「Gauguin」か
数碼閑聊站氏は、このスマホが前々から噂されていたXiaomiの未発表スマホで、コードネーム「Gauguin」のものであると指摘しています。Gauguinとはずばりフランスの画家、ポール・ゴーギャンのこと。Xiaomiは今までも多くのスマホに対して絵画の巨匠と同じ名をつけてきました。
なお、Gauguinには2つのバリエーション、Gauguin / Gauguin Proがあり、下位モデルのGauguinでは108MPカメラの代わりに64MPカメラが搭載されると見られているため、今回リークされた情報は正確にはGauguin Proのものと考えられます。
氏はこのスマホが「Xiaomi市場最安の108MPカメラ搭載スマホ」になると述べているため、この製品はXiaomiの格安ブランドであるRedmiからのリリースになる可能性が高いです。
Gauguin Pro ＝ Mi 10T Pro （≒ Redmi K40 ProまたはRedmi K30T？）
Xiaomiが準備している108MPカメラスマホを、もう一つ覚えている方はいないでしょうか。
先月実機画像がリークされた、Xiaomi Mi 10T Proにも108MPカメラの搭載が噂されていたのです。Gauguinに関して明らかになっている情報は非常に少ないものの、Mi 10T ProとGauguin Proを比較することで、ある予想をたてることができます。
リークされた「Mi 10T Pro」とされるレンダリング画像
まず、Xiaomi Mi Tシリーズが卓越したコストパフォーマンスを持つシリーズであることを思い出さねばなりません。Mi 9T Proは、当時最高峰のSnapdragon 855を搭載しながら5万円台と、当時その安さは大きな話題となりました。Gauguin Proが「最安108MP」と言われていることを考えると、それがXiaomiの中でも特にコストパフォーマンスの高いMi Tシリーズでリリースされると考えても不思議では有りません。
そしてもう一つが、コードネーム「Gauguin」の存在です。先程、Gauguinとはフランスの画家ゴーギャンのことである、と述べましたが、実は過去のMi Tシリーズ、そしてその中国におけるバリアントであるRedmi Kシリーズのコードネームも、ほぼ全て画家の名前があてがわれていたのです。Mi 9T・Redmi K20にはイタリアのdavinci(レオナルド・ダ・ヴィンチ)が、そしてMi 9T Pro・Redmi K20 Proにも同じくイタリアのraphael(ラファエロ・サンティ)が、そしてRedmi K30 Proにはスペインのpicasso(パブロ・ピカソ)がコードネームとして与えられています。この「ポール・ゴーギャン」が、噂のMi 10T Proである可能性は十分ありそうです。
(ちなみに筆者は執筆中にMi T・Redmi Kシリーズ以外で画家の名前がコードネームとして使用された例を探してみたのですが、見つかりませんでした。もし何かあればコメント欄で是非教えて下さい！)
そしてほぼ決定打となるのが、製品番号「M2007J17C」です。先月リークされたMi 10T Proレンダリング画像の下端をよく見てみると・・・・
いや、書いてあるじゃないですか！
・・・しかし、M2007J以降の3文字がどうも異なるように見えなくもありません。(うーん、これはどうでしょうか？)しかしM200xJxxC(ここでは『5G』?)という命名規則自体はRedmi Kシリーズ全体と非常に似通っています。
Mi 10T Proの価格に関する最新リークを見ると、イコールGauguinとは言えないかも
実は最近、そんなMi 10T Proに新たなリーク情報が登場しました。
Mi 10T Pro specifications leak, 108MP+865+5000mAh, and more importantly, it uses a 144Hz adaptive refresh rate LCD screen. This is the first time we have seen it. The price is 699 Euros and it is very competitive. pic.twitter.com/aT7GvRI0bV
— Ice universe (@UniverseIce) September 17, 2020
著名リーカーのIce Universe氏が投稿した、「Mi 10T Pro」と書かれた店舗向け販促用パネルの写真には、価格699ユーロと書かれています。日本円ではおよそ8万6000円ほどになりますが、これは決して「Xiaomiの最安108MPカメラスマホ」ではありません。発表時にさんざん「Xiaomiらしからぬ高さ」と言われた108MPのMi Note 10 Proですら、現地定価が549ユーロなのですから。
3つの可能性
結果、3つの可能性があると思われます：
- Gaugin Pro ＝ M10T Pro
- Gaugin Proは別のモデル（Redmi K40 ProまたはRedmi K30T）
- Gaugin ProはM10T Proの中国版（Redmi K40 ProまたはRedmi K30Tとして、M10T Proのヨーロッパ価格よりも大幅に安い価格で中国発売される）
前出の著名リーカー数碼閑聊站氏が新たに9月21日に投稿したWeiboでは144Hzリフレッシュレートに対応したRedmiブランド機の登場が示唆されています。Mi10T Proは144Hzリフレッシュレートに対応すると言われています。結果、現状”3. Mi10 T Proの中国版がRedmi K40 ProまたはRedmi K30Tでより低価格で発売される"可能性が高いと思われます。仮にMiブランドとRedmiブランド2モデルの発売になった場合も、2モデルとも近々発表となりそうです。
Cc9proより安いなら3万円台かな