実機レビュー:Huawei P40【コンパクトでハイスペック】

Huawei P40は2020年4月に発売されたスマートフォンで、6.1インチディスプレイやKirin 990 5Gを搭載しているのが特徴です。

投稿してくださったKudou Shin様、ありがとうございました。

Huawei P40のスペック概要

基本スペック
ディスプレイ6.1インチ, 1080 x 2340, 有機ELディスプレイ, -ppi
サイズ148.9 x 71.1 x 8.5mm, 175g
システム
OSAndroid 10.0
SocHisilicon Kirin 990 5G
CPUCortex-A76 x4 + Cortex-A55 x4 8コア, 2.86 GHz
メモリ(RAM) 8GB
ストレージ 128GB,  microSD最大Nano Memory 256GBまでSIM2スロットを使用
カメラ
メインカメラ 50 + 16 + 8MP, F値/1.9, トリプルカメラ, OIS(光学手ぶれ補正), デュアルトーンLEDフラッシュ, PDAF, 3x光学ズーム
メインカメラ特徴
前面カメラ IR + 32MP, F値/2.0, デュアルカメラ
センサ類 画面内指紋認証センサ, 加速度センサ, 近接センサ, ジャイロ, コンパス, 顔認証ロック
機能防水 IPX 5, あらゆる方向からの噴流水を受けても問題なし, イヤホンジャック なし
バッテリー3.1, Type-C 1.0, 3800mAh
https://telektlist.com/smartphone_info/huawei-p40/

購入について

購入の決め手

コンパクトなハイスペックモデルだから

購入場所・購入時期・購入価格

購入場所:giztop.com
購入時期:2020年5月
購入価格:およそ6万8,000円

購入モデル

海外版Huawei P40、メモリ8GB、ストレージ128GB、本体色ice-white

化粧箱・付属品

箱はいつものHuaweiのPシリーズ同様、真っ白の箱に金色の文字、赤のライカマークがアクセントになっています。下方には、GMS非搭載を強調するかのようにAppGalleryのマークが入っています。

同梱品は下記の通りです。

・透明ケース(やわらかいタイプ)
・SIMピン
・USB-C接続タイプのイヤホン
・USBケーブル
・海外仕様プラグの充電器(22.5W)
・分厚いマニュアル

本体デザイン

コンパクトサイズなので持ちやすいです。自分はice-whiteの色を選びました。P30 proのブリージングクリスタルと似ていますが、あれほど青々していないシルバーで、角度によって淡い紫が反射します。とても落ち着いてきれいな色です。

他のカラバリにはすりガラス系のものがありますが、こちらは光沢ガラスなので指紋がべったりつきます。この色の本体はフレームがクロームメッキなので、ぱっと見た目もサイズも5.8インチのiphoneXSと近いです。P30 pro、P40 proと並べた写真をご覧ください。

ディスプレイ

ディスプレイは6.1インチのOLEDで、解像度は1080×2340ピクセル、アスペクト比は19.5:9です。ピクセル密度は422ppiで、かなりきれいです。

昼間の視認性もよく、まったく不満はありません。横長のパンチホールがいまいちで、最初は気になりましたが、すぐに慣れました。

ソフトウェア・アプリ

UIはAndroid 10ベースのHuawei EMUI 10です。慣れているためかとても使いやすいです。ホームランチャーは変更可能で、自分はいつもNovaランチャー+Google feedを使用しています。

ご存知のようにGMSは入っていません。AppGalleryからアプリを入れるのですが、それだけでは十分ではなく、Amazon App storeやAurora Store、APK Pureなどからインストールすることになります。

GMSに関しては海外のYouTubeなどで導入法が紹介されているので、入れようと思えば入れることができます。自分もGMSをインストールして普通にGoogleアプリを使っています。

ただ、このようにして入れたGMSは不完全で通知などの挙動が不安定なのと、一部のアプリでは動かない事を覚悟しないといけません。LINEなど通知が重要なアプリはHMSコアを使用するAppGalleryからインストールするのがおすすめです。

動作・ゲーム性能

自分が使う範囲のゲームは、全く挙動に問題ありません。Antutuベンチマークは46万点ほどだったと記憶しています。P40 proに比べてやや落ちます。

カメラ性能・写真サンプル

カメラはトリプルレンズで、50MP(ワイドレンズ OIS付き)、8MP(OIS付の光学3倍ズーム)、16MP(ウルトラワイド)の構成です。

カメラ性能はさすがHuaweiといったところで、暗所になるほど他のスマホとの違いがはっきり出ます。逆光など、条件の悪い場面でも白飛びや黒潰れなくダイナミックレンジの広い絵が撮れます。

また、AIによるオート撮影でほとんどのシーンで満足な写真が撮れます。ただ、非常に暗い場面の時、不自然に明るく撮れたり、若干ホワイトバランスがおかしかったりする時があります。このあたりは、以前のP30 proやmate 20 proのほうが良かった気がします。

セルフィーは32MPのデュアルパンチホールです。暗い場所でも顔認証できます。ただ個人的にはシングルパンチホールにして欲しかったです。

スピーカー・音質

スピーカーはモノラルなのが残念ですが、音質や音量も十分です。イヤホン出力にも何も不満ありません。

電池持ち・充電速度の印象

バッテリー容量が3,800mAhとそれほど大きくありませんが、自分の使い方だと3日くらい持つ印象で、非常にバッテリーの持ちが良いです。

Fast Chardingは40Wではなく22.5Wで、proと比較するとやや落ちます。ワイヤレス充電には対応していません。

その他独自機能について

独自機能はありませんが、通話中の音声はディスプレイのスクリーンを振動させて音を出すタイプです。以前のP30 proでも実装されていましたが、音がより大きく出るようになって、聞きやすくなっています。

まとめ

良い点

①コンパクトかつ軽い本体
②全体的なハイスペックな端末
③Huawei品質のカメラ性能

悪い点

①横長パンチホール
②GMSなし
③ワイヤレス充電なし

全体的な感想

実は、この端末は買ってしばらくいじったらすぐ売ろうと思っていたのですが、使っているうちに「思ったより良い」と感じ、今でもメイン端末で使用しています。

他にもP40 pro、Oneplus 8 proなど所有しているのですが、この端末のコンパクトさと軽さは他にはない良さです。

proシリーズと比較するとカメラ性能その他が全体的に見劣りしますが、全体的に高いレベルでまとまっていてコンパクトハイスペックのスマホを探している方にはおすすめです。ただしGMSがないため、それでも良いと思える人か、自分でなんとかインストールできる知識のある方向けです。

評価:4点/5点満点

価格・購入先

P40の 8 GB/ 128 GB モデルの発売時の価格は日本円で約 96,000円でした。購入時の参考にどうぞ。

現在、通販サイトでの購入が可能です。

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