5G対応のSnapdragon 400番台の開発が進められています。Qualcommの最高責任者、Lei Jun氏は「800、700、600番台に続き400番台も5Gに対応させる」とコメント。2021年の第1四半期には搭載機がリリースされる見込みです。
格安5G機向けSocではMediatekに押され気味
現在、ラインナップのなかでもっともスペックの低い5G対応SoCはSnapdragon 690。5G対応のSnapdragon 400番台の開発は、MediaTekなど競合が低価格な5G対応SoCを送り出していることも影響しているでしょう。
現在最も安価な5GスマホはRealme V3(999元、約1.6万円)ですが、Dimensity 720を搭載しています。UNISOCも5G対応Soc、UNISOC T7510を発売しており、Coolpad X10に搭載されています。
35億人が5Gを使用する未来…
Qualcommは5Gの急速な拡大を予見しており、全世界35億人のスマートフォンユーザーにより手軽な5G通信を提供しようとしています。今後通信エリアが拡大していくのと呼応するように、5Gユーザーが増えていくでしょう。
低価格な400番台が5Gに対応すれば途上国においても抵抗なく市場に浸透していくはずです。日本国内においては未だ「5Gの波」を感じることはできませんが、世界規模で見れば着実に4Gから5Gへの移行が始まっているのかもしれません。
Source: Qualcomm
QualcommX55を別売りにするとか余裕こいてたらMedia Tekに追いつかれそうになってて草