いよいよ本日10/26に、期待の(比較的)低価格なiPhoneの新作、iPhone XRが発売されました。
このiPhone XR、価格は8万4800円と11万2800円のiPhone XSよりも3万円も安く、それでいてSoCにはXSと同じA12 Bionicを搭載したりなど手抜かりのないモデルになっています。
デュアルカメラではなくシングルカメラだったり、有機ELではなく液晶ディスプレイだったりなどダウングレードもありますが、それらもそこまで悪評ではなく、むしろポップなカラーが新鮮と、完成度も評判も高いモデルとなっています。黒歴史iPhone 5Cの再来にはならなそうで安心しました。
iPhone XRのスペックはこちらから
さて、このiPhone XRですが、3D Touchが非搭載なのです。3D TouchはiPhone 6Sから始まり、Apple Watchにも搭載されているAppleの目玉機能の一つですが、正直使いどころが難しく、「あまり使っていないわ」という人も多いのではないでしょうか。
今回は、3D Touchが非搭載になったらどのような影響が出るのかまとめました。結論から言うと問題なく使えるでしょう。
LINEに既読をつけければならなくなる
一番大きな影響はLINEの既読についてです。
今までは3D Touchを使うことでLINEのトークに既読をつけずに会話内容を見ることができましたが、iPhone XRではこれができません。
これの解決方法としては、通知センターを用いることです。通知をオンにしておけば、通知センターから自分に送られたメッセージを確認することができます。通知オフにしているグループラインでは使えないなどの問題点もあって3D Touchより使いにくいかもしれませんが、3D TouchのないiPhone XRではこれが唯一の既読を回避しつつチャット内容を読む方法になります。
キーボードのカーソル移動の仕様が変わる
3D Touchを使えばカーソル移動が楽にできました。
キーボード部を押し込むことで、カーソル移動モードになり、トラックパッドのように左右上下移動でカーソルがその通りに動きます。
しかし、3D TouchのないiPhone XRはこの機能が使えません。
しかし、iPhone XRからはHaptic Touchという技術が搭載されており、同等の機能を使うことができます。
フリックキーボードの場合は「空白」キーを、QWERTYキーボードの場合は「Space」キーを長押しすると、3D Touchで押し込んだ時と同じようなカーソル移動状態にすることができます。(3D Touchのような振動はありませんが)
その他機能について
他にも様々な機能が使えなくなります。
そのうちの一つがアプリ切り替えです。今までは3D Touchを用いて画面の左端を強く押し込むことでアプリを切り替えることができました。
アプリ切り替えの様子
iPhone XRではこの機能が使えなくなりますが、iPhone Xからは、画面下部のホームバーを横にスライドするだけでアプリの切り替えができるようになりました。そのため、わざわざ3D Touchでアプリの切り替えはしなくてもいいかなと思います。
他にも、クイックアクションやプレビュー等の機能が、3D Touch非搭載により使えなくなりますが、これらの機能はそもそもあまり使わないという人が多いと思うので、やはりわざわざ3D Touchを残す理由にはならないでしょう。
3D Touchの機能はこちらの記事で詳しくまとめています
3D Touchが無くてもなんとかなるというのが私の感想です。これからのiPhoneは、大きな部品で重量増加の原因になる3D Touchは廃れていき、Haptic Touchが主流になっていくと予想します。3D TouchはApple Watchやトラックパットにしか採用されなくなるのではないでしょうか。
そういえばXRは容量が64、128、256で、こないだここで批判されていた
「1番下が4分の1の法則」から久しぶりに外れてるんですね