ソニーから新たに発表されたフラッグシップスマホのXperia 1 Ⅱ(読み方はエクスペリア ワン マークツー)。
最高峰のSoCに、映像制作を意識した21:9の4K有機ELディスプレイにイヤホンジャック、Xperiaらしいソリッドなデザインが特徴です。
スマホマニアの我々が思わず興奮するポイントばかりですが、カメラマニアでもある私は、何よりXperiaとしては初めてZEISS(ツァイス)ブランドを採用していることに興奮してニヤニヤしてしまいました。
今回はそんなカメラオタクが興奮するZEISSって一体何者?というお話をします。
目次
ZEISSはドイツの光学機器メーカー
ZEISSは正式にはCarl Zeiss(カールツアイス)という名前であり、ドイツで生まれた光学機器メーカーです。
その歴史は古く、1800年代に設立された会社です。光学機器ということで軍需もあり、第2次世界対戦まではドイツ有数のメーカーでした。
現在は主に業務用の半導体、光学機器を製造しています。
民生品は提携ブランドが主流
我々が生活で触れるような商品は、Carl Zeissが直接製造したものではなく、提携先のメーカーが作り、Carl Zeissがブランドを供与する事が多いです。
カメラレンズで言うとフィルムカメラ時代は京セラのヤシカコンタックス、デジタルカメラ時代はコシナやミノルタ、そしてミノルタを買収したソニーがCarl Zeissブランドを利用しています。
Carl Zeissは最高峰ブランド
Carl Zeissのロゴ、バッジが貼ってある製品はいずれもCarl Zeiss本社が認定した最高品質の製品となります。
その最たる例がT*コーティング(ティースターコーティング)。T*コーティングとはレンズに施されたコーティングで、レンズ表面の反射を抑え、光を確実にカメラセンサーに届ける技術です。Carl ZeissレンズにはすべてT*コーティングを採用し、レンズフレアが抑えられたスッキリとした写りとなります。
カメラオタクであればZEISSと印字された青いバッチと赤く刻印されたT*の文字を見るだけで興奮してニヤニヤし始めるものなのです。
ソニー以外にもNokiaとも提携
現在、ソニーの他にNokiaからもCarl Zeissレンズを搭載したスマートフォンが発売されています。
例えば5眼カメラのNokia 9 Pureview。T*のロゴこそないですが、それでもZEISSブランドを背負っています。
XperiaはGレンズからZEISSはレンズへ進化する
今までのXperiaはソニー独自のブランドであるGレンズを標榜していました。しかし、今までのXperiaのカメラはお世辞にもいいものとは言えませんでした。これは、DXOMARKのスコアからも明らかです。
Xperia 1 Ⅱからは新たにZEISSとT*のロゴを搭載し、一段とブラッシュアップされたカメラとなるのではないでしょうか。
Huawei×Leicaへ対抗できるか
同じくドイツの光学機器メーカーのLeicaはHuaweiと提携しており、素晴らしいカメラを生み出しています。
こちらは評価が高く、DXOMARKでも高いスコアを獲得しています。
Xperia 1 ⅡはZEISSレンズだけでなく、連射性能、オートフォーカスなどカメラセンサー側の進化もしています。いままで残念なカメラが多かったXperiaですが、ZEISSブランドを搭載したXperia 1 Ⅱのカメラ性能はHuaweiを超えることができるのでしょうか。
ノキアとも提携してるってそれダメなやつじゃん…
ノキアの5眼はちょっとね…