テレクトリスト・ディスカッション第15弾となる今回のテーマは「独自規格は必要か」です。
つい最近、EUにて全てのスマホに対しUSB Type-Cを使用させる法案が議論されそのやり玉に挙がったAppleのLightning端子。規格を統一することによる消費者の利便性の向上を目的としていますが、独自規格を持っているメーカーはAppleだけではありません。HuaweiのNMカードという独自外付けストレージや急速充電規格のSuperCharge、OPPOのSuper VOOCなど、独自規格といえどその形は様々です。
むしろ独自規格を持っていないメーカーの方が珍しいくらいですが、果たして独自規格は必要なのでしょうか。是非、読者の皆さんの意見をコメント欄にお寄せください。
肯定派
telektlist管理人
必要だと思います。中華メーカーはここ数年で高速充電性能を大幅に向上させ、65W充電まで登場しましたが、これは独自規格で囲い込み、自社のスタイルで高速化を推し進められたからだと思います。
もし充電規格が統一されていたなら規格自体の制約や、他社を出し抜きにくいという構造のせいでスマホの充電速度は今よりも遅かったのではないでしょうか。高速充電起因の爆発事故なども聞きませんし、今の所は統一する必要は無いんじゃないかと思います。
Kohei
必要だと思います。確かに、規格を統一すれば消費者としては別々に付属品を持ち運んだりする必要なく便利でしょう。しかし、独自規格があれば各社競いに競ってより良いものが生まれ、それもまた我々消費者の利益になるのではないでしょうか。
いくら優れた技術、能力があっても「みんな並んで歩きましょう」では将来役に立つかもしれないその技術などを腐らせるだけ。非常にもったいないです。
否定派
Mo
いやいや、私は不要だと思います。
高速充電を実現するにはそれなりの開発力と技術が必要です。その結果は充電器の高価格化。これは、高速性と小型性を兼ね備えたGaN採用充電器の価格を見れば明らかなことです。充電速度で競争するよりも充電規格を統一して、友人同士で充電器を貸し借りしたり、喫茶店やホテル、公共交通機関内で充電器を借りたりできて、どこでも充電できるようになる方が便利だ思います。A社用、B社用と充電器が別れてゴチャゴチャしているよりも、一つのQiパッドが置いてあるほうがスマートじゃないでしょうか?
red-mint
私も独自充電規格は不要だと思う派です。
たしかに独自規格による囲い込み戦略はメーカー視点からすると有効な経営戦略ですが、その結果ユーザーは複数の充電端子を揃えないと他メーカーのデバイスを充電できません。ケーブルもごちゃごちゃしますし、正直不便です。「USB Type-C対応Lightningケーブル」が発売された時、Twitterでも「違う、そうじゃない」「iPhoneやiPadをUSB Type-C対応にしてくれ」といった声が多く、トレンド入りしていたのを覚えています。
高速充電技術もかなり進化してきたので、そろそろ規格を統一して欲しいと思います。
Sekey
必要ないです。やめてほしい。
この世に必要な充電端子はUSB Type-Cだけです。パソコンもスマホもiPhoneもすべてUSB Type-Cだったら便利だと思います。優しい友達が、あなたの携帯を充電しておいてあげると言ったので携帯を渡したことがありました。
でも私の携帯はUSB Type-C。その人はMicro USB端子をむりやり差し込もうとして本当に怖かった。そろそろMicro USBにはリタイアしてもらいたいです。われわれみたいなガジェットオタクじゃない限り、規格の違いも良さも分からないんですよ。全部同じ。メーカーはもっと一般ユーザーに目を向けるべき。
まとめ
結果は、綺麗に分かれることとなりました。やはりどちらにもメリットがあるということではないでしょうか。できれば、司法の介入など強制力によるものではなくメーカー自身らが協力して業界を発展させていってほしいですね。
読者の皆さんは、独自規格についてどう思いますか?是非、皆さんの意見をコメント欄にお寄せください。
GalaxyはPD(PPS)で最大45Wまで出せる模様
結論:独自企画はいらない