グラフェンバッテリーの実用化はすぐそこです。
アメリカのReal Graphene社は、グラフェンバッテリーの開発に成功。既にスマホメーカーにサンプルの提供を開始していることを明らかにしました。
同社は既に、グラフェンバッテリーの外部への販売を開始していますが、スマートフォンメーカーへの供給は初めてになります。
3000mAhバッテリーを20分でフル充電
Real Grapheneの開発しているグラフェンバッテリーは現在のリチウムイオン電池の進化系で、リチウムイオン二次電池とも呼ばれています。強みは従来のリチウム電池より充電速度が速く、寿命が長いこと。
Real Graphene社CEOのサミュエル・ゴング氏は、自社の容量3000mAhのグラフェンバッテリーは20分以内に0%から満充電できると述べています。従来のリチウム電池だと平均90分かかるとされています。
また、発熱が抑えられているため寿命も従来のバッテリーの3倍以上になっているとのこと。
一方で、実用化に向けた課題も未だに残っています。
それは、体積あたりの蓄積可能なエネルギー量が少ないことと、原料が高コストであることです。
この課題をどの程度克服しているのかは不明ですが、サミュエル・ゴング氏は2020年中にもグラフェンバッテリーを搭載した端末が登場するとしています。
先月、Huawei FranceがHuawei P40シリーズにグラフェンバッテリーを搭載することを示唆するような内容が投稿され、すぐに削除されるというニュースがありました。
Real Graphene社はスマホに限らず、様々な製品にグラフェンバッテリーを搭載することを目標にしているとのこと。サムスンなど他社も開発中のこの次世代バッテリーですが、一番最初に搭載するスマホはどこのメーカーが発売するでしょうか。
Source:GIZchina
>リチウムイオン二次電池とも呼ばれています。
今採用されてる電池もリチウムイオン二次電池と呼ばれているはずだけど、、、