今までAndroidには、「4GB以上の動画ファイルは保存ができない」という制限がありました。Android Open Source Projectの投稿によりますと、次期AndroidのAndroid 11からはこの制限が撤廃されるようです。
Androidは、かつての端末容量が少なかった時代に「FAT32」というストレージのフォーマットが使われていました。FAT32では一つのファイルは最大4GBまでという制限があり、これに合わせるように動画撮影も4GBまでという制限がありました。
4GB未満の7つのファイルに分割された動画
ところが、ここ数年のスマホ性能の成長は目覚しく、256GB、512GBのストレージ搭載機種が現れたり、動画撮影も4K HDR+といった、高画質でファイルサイズの大きいものが搭載されるようになりました。一方で、Androidの4GB以上の動画ファイルは保存ができないという制限は残されたままであり、4GB以上になると自動でファイルが分割され、動画編集で意味のわからないシーンにカットが入り、使いにくいという問題がありました。
この時代にそぐわない制限がAndroid 11からようやく撤廃されることとなります。Android 11からは各メーカーが自由にファイルの上限サイズを規定できるようになるとのことです。
Android 11のβテストは2020年3月から行われる予定です。長時間動画を回すユーザーは多くはないと思いますが、Vlogを撮影する人には嬉しいアップグレードになるのではないでしょうか。
Source : XDA Developers
古いものは撤廃して新しく刷新するに限る。これは日本にも言えてるよね。どこぞの役職や議員とか。