旧RAZRの意志を受け継ぎ、ここに誕生…!
兼ねてから発表が告知されていたMotorolaの新機種、Moto RAZRがお披露目となりました。Motorolaが2004年に発売したガラケー、RAZRから名前やデザインを引き継いでいます。それでは早速スペックを見ていきましょう!
Moto RAZRのSoC、RAM、バッテリーなど
Moto RAZRはプロセッサにSnapdragon 710を搭載。RAMは6GB、ROMは128GBとなっています。プロセッサに対して、RAMの容量は少し大きめというアッセンブルになっていますね。OSはAndroid 9 Pieと、Android 10は採用されていません。
現在リリースされている他の折りたたみスマホと比べると、初めての「ミッドレンジ折りたたみスマホ」となっています。
バッテリー容量は2510mAhとかなり少なめ。近年発売されたスマートフォンで容量が2000mAh台というのはあまりないのではないでしょうか。ポートはType-Cですが、その他の端子については確認できていません。この厚さではイヤホンジャックを搭載することは難しいのでしょう。
Moto RAZRのディスプレイサイズ
Moto RAZRのディスプレイサイズは、メインスクリーンが21:9のアスペクト比で6.2インチ(876 x 2,142ピクセル)。サブディスプレイは4:3比の2.7インチ(600×800)となっています。ガラケーのデザインを踏襲していることもあり、サブディスプレイはまさに懐かしき「通知画面」といった印象ですね。
iPhone Xとサイズ感を比較すると画像のようになります。実際に手に持ってみないと、展開された6.2インチをどう感じるのかわからない、というのが正直な感想です。重さも205gと他の機種とあまり変わりませんが、フィーリングは全く異なるものになるでしょう。
Moto RAZRのカメラスペック
メインカメラは16MP(f/1.7)のシングルカメラとなっており、サブディスプレイの下に配置されています。シングルカメラ=写真は期待できない、というわけではありませんがMoto RAZRに関してはプロモーションも含めてカメラ機能をアピールしていません。カメラスペックに関しては期待しすぎないほうがよさそうです。
また、インカメラは画面上部のノッチにあり、5MP(F値/2.0)となっています。インカメラでビデを通話を行うとすると、ガラケー独特だった開閉動作のあとに耳に当てずカメラを見て話し始めるという、これまでにない動きになりそうです。
Moto RAZRの価格、発売予定日など
Moto RAZRの価格は$1,500、約16万円となっています。リークされていた€1500(約17万8000円)よりかは抑えられていますが、ディスプレイ以外のスペックを考えれば高いの一言でしょう。発売予定日は2020年の1月17日となっています。
完全に折りたたむことができるディスプレイは感激ですが、それ以外に躯体やデザインによる優位性は見当たらないのではないでしょうか。折りたたみディスプレイが低価格化すれば、コンパクトな躯体は支持を集めるかもしれません。
国内での発売は未定ですが、一度手に取ってみたいコンセプチュアルな機種となりましたね!
Source: 91mobiles.com
折りたたむだけでこんな値段ハネ上がるんか…