環境にやさしい製品の開発を目的とするFairphoneは、オランダ発の企業です。今回新たに発表されたFairphone 3は、修理のしやすさにこだわったユニークなスマートフォンとなっています。
スナドラ632で5万円オーバー 「高い?安い?」
Fairphone 3は5.7インチ(18:9)のディスプレイを採用し、チップセットにはSnapdragon 632が搭載されているほか、4GBの内蔵メモリ、64GBのストレージを搭載しています。バッテリー容量は3000mAhとなっています。
背面には指紋センサーと12MPのシングルカメラが配置されています。ヘッドフォンジャックにSDカード用スロットの両方が備わっているのは嬉しいポイントでしょう。
このスペックは低価格帯の機種とも思えてしまいますが、Fairphone 3の価格は450ユーロ(約5万3000円)という設定になっています。この価格を高いと感じるか、安いと感じるかは後述する特徴の捉え方次第です。
修理のしやすさにこだわり - バッテリーはもちろん交換可
Fairphoneシリーズ最大の特徴は修理のしやすさに重点が置かれていることです。
Fairphoneはバッテリーをはじめとする様々なパーツの修理を行いやすいモジュール式に設計することで、ユーザーがスマートフォンを長く使えること、それによって電化製品のゴミも減らすことを狙いとしています。
Fairphone 3には専用のドライバーがセットで同梱されており、それを使用することでユーザーが簡単にスマートフォン内部を開けられるようになっています。当然ですが、バッテリーは取り外し可能な設計となっており、交換用のバッテリーを用意することでユーザーが自身で交換できます。
スマートフォンの薄型化のためにバッテリーの取り外しが困難になっている機種が近年ではほとんどです。Fairphone 3のようなスマートフォンは貴重な存在になるでしょう。
修理用部品は通販から購入可能
割ってしまったりキズをつけてしまうことが多い背面パネルはもちろん、カメラモジュールからネジ、フレームなどの細かい部品まで公式オンラインショップから購入することができます。
ヨーロッパ限定ですが事前予約はすでに始まっており、発送は9月に入ってから行われる予定です。スマートフォンが壊れたから新しいものに買い替えるのではなく、修理を選択することで環境保護に貢献することができます。Fairphoneのアイデアは非常におもしろいものであり、評価されるべきでしょう。
カメラモジュールやチップセットを後からより高性能なものに換装できるようになれば更に面白いですね(Project Ara...)。
Source:Fairphone
はえーーおもしれえ
今回はオランダか
アーマードコアよろしくSoCやカメラモジュールを替えられればもっと面白そう