NokiaのAndroidスマートフォンを開発するフィンランドのHMDグローバルは、Nokia端末の名ネーミングが、消費者の混乱を招いていたことを認めました。
HMDグローバルは2016年以降、Nokiaブランドを使ってスマートフォンを販売しています。Nokiaはローエンド端末からハイスペック端末まで、あらゆる価格帯をカバーした製品を毎年発表しているのですが、そのネーミングがとっても分かりづらいのです。
Nokiaのホームページで、スマートフォンを並べて表示してみると...(一部抜けているものもあります。)
なるほど、Nokia1から、1Plus、2、2.1...そしてNokia9と、どれもNokia1から順番に発売された正統進化版なのかな?と思ってしまいそうですが、そうではないのです。例えばNokia6.1の発売日は2018年4月ですが、Nokia8の発売日は2017年10月だったりします。
これはどういうことかというと、番号は発売日順ではなく、Nokia3.x、4.x、5.xなどはそれぞれ別々の系統になっています。その中で2、3、4などがローエンド、5、6はミドルレンジ、8はミドルハイ、9はハイスペック...というような区別になっているのです。
そして、X、XPlus、X.1...は、Xが最初のバージョンで、XPlus(またはX.1)が二年目の改良版...ということになっています。その上中国国内版と海外向けで同じモデルの名称が違うこともしばしば。いやあ、これはわかりにくいです。
HMDのゼネラルマネージャーを務めるPranav Shroff氏はGadgets360に対して、「私達はお客様に対して、端末のプロダクト・ポートフォリオが明確であることに対して責任を負っています。実際に今まではわかりにくかったので、改善する必要があります。」と述べています。
We owe it to our consumers — and generally everybody — to make sure it's [the product portfolio] clear. If we have not made that clear, and I agree that we haven't, then that is something we need to work on better.
幸いなことに、HMD自身もこれを問題視しているようで、近い内に新しい命名規則が適用されるそうです。
Source:PhoneArena,Gadgets360
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