このレビューは日本未発売のソニー製スマホ「Xperia 10」のテレクトリスト読者による実機レビューです。
MASAKI様、レビュー投稿ありがとうございました。
目次
Xperia 10のスペック概要
Xperia 10は今年発売された5.9インチスマートフォン。デザインが先代モデルのXperia XA2から刷新されており、Xperia 1と同じ21:9の縦長ディスプレイが特徴的。価格とスペックは抑えめの中価格帯モデルです。
基本スペック | |
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ディスプレイ | 5.9インチ, 1080 x 2520, IPSディスプレイ, 409ppi |
サイズ | 155.7 x 68 x 8.4mm, 162g |
システム | |
OS | Android 9.0 (Pie) |
Soc | Qualcomm Snapdragon 630 |
CPU | Cortex-A53 8コア, 2.2 GHz |
メモリ(RAM) | 3GB / 4GB |
ストレージ | 64GB, sd_card microSD最大256GBまでSIM2スロットを使用 |
カメラ | |
メインカメラ | camera_rear 13 + 5MP, F値/2.0, デュアルカメラ, PDAF |
メインカメラ特徴 | camera |
前面カメラ | camera_front 8MP, F値/2.0 |
センサ類 | 指紋認証センサ, 加速度センサ, 近接センサ, コンパス |
機能 | 防水 非対応, イヤホンジャック あり |
バッテリー | battery_charging_full2.0, 2870mAh |
購入について
購入の決め手
そろそろ買い換え時期で、縦長液晶に魅力を感じて購入
購入場所・購入時期・購入価格
発表直後にEtoren.comで購入。約42000円でした
購入モデル
香港版Xperia10 メモリ4GB,ストレージ64GB、ブラック
化粧箱・付属品
これ以上無いといえるとてもシンプルな梱包。ここにコストをかけても仕方ないので必要にして十分です。
付属の充電器は5V1.5A出力でしたがコンセントが海外仕様ということもあり一度も使わず。USB TYPE-Cの充電ケーブルも付属していました。
イヤホンは通話できるマイク付きのものです。イヤホンジャックは4極。でも今時カナルタイプじゃない普通のタイプです。自分のイヤホンを使うので視聴してませんが、使うまでもないのかなと思います。
他にカスタマーサービスの案内とスターティングガイドなどの説明書類が付属しています。
本体デザイン
外観は統一感のあるベーシックな形、色使いで高級感はあまりないですが無難にまとまっています。カメラは横並びでも別に変ではないと思います。(そもそも、あまりスマホの裏側ってまじまじと見ないですよね。)それより出っ張っているのでキズつかないか心配でTPUのジャケットを着けています。
縦長ですがそれほど長細いという印象はありません。それより幅が狭いので片手でとても扱いやすいです。実はこの幅が良いと思い、10 Plusではなく10にしようと思いました。画面側はゴリラガラスですのであえて保護フィルムは貼っていません。
ディスプレイ
縦長の画面では広告が上下に出てしまうサイトでも全然気にならず、必要な情報をたくさん画面に表示できます。解像度も十分です。色味は他と比べると赤みが強いかもしれませんが、調整できますので好みに合わせれば良いかと思います。
ソフトウェア・アプリ
XPERIAおなじみのシンプルで使いやすいホームです。Android 9になって画面下部のソフトウェアボタンの使い方が変更になっていますが、これはすぐに慣れました。SONYはOSアップデートもしっかりサポートしてくれているので次期Android Qもきっと対象になると思います。
独自機能
独自機能のサイドセンスや片手操作モードは使わずとも画面に指が届くため誤動作が逆に鬱陶しくなり私は無効にしてしまいました。
指紋センサーは背面よりこのサイドタイプの方が使いやすいです。使おうと思ったときに、指紋センサーをつかめばロック解除になりますので、本当に重宝しています。
処理性能
私はほとんどゲームはやらず、SMSとWEBサイト閲覧と写真情報の整理等する際はストレスなく安定して作動しています。
カメラ性能・写真サンプル
明るいところではとてもシャープな写真を撮ることができます。ワイド液晶を活用した横長の写真や動画を撮影すると画面いっぱいに表示できて素敵です。料理等を撮ったときも自然な色合いで楽しめることが出来ます。
ただ、暗いところにはやはり弱く、エッジが崩れがちだったり暗所がベタ黒になりがちです。それでもCCDサイズの割に善戦していると思います。
以下はXperia 10で撮影した写真サンプルです。(画像クリックでフルサイズ表示。ファイルサイズにご注意ください)
スピーカー・音質
スピーカーは2カ所メッシュがありますが、実は右側からしか音が出ないためステレオスピーカーではありません。皆で聞くため大きな音量にしても割れることはありませんでした。
音質はいかにも小さなスピーカーという感じで良くはありませんが十分だと思います。
電池持ち・充電速度の印象
思ったより良い、という印象です。
ゲームなどをしないこともあって、ちょこちょこ使っても1日は余裕で持ちます。
まとめ
◎良い点
- ここまでの縦長画面だとSMSやWEBブラウザの表示情報量がとても多い
- サイズ感も大きすぎないギリギリのサイズですので、扱いやすい
- 動作が安定しており、今後のサポートも期待できるの
×悪い点
- デュアルSIMなのにMicroSDとSIMが排他
- 少しイヤホンジャックが緩く抜けやすい
- テザリングにバグがあります。これはXPERIAではなくAndroid側と思います。最初のセットアップで日本語を選択するとAPNがプリセットされたところから選択できます。(技適通ってないのに!)ここから選択して普通に通信は可能になりますが、テザリング時に違うAPNを読みにいってしまうらしく、BluetoothでもWIFIでもテザリング接続しても通信ができない状況になります。そういうときはAPNを手動で入力してもらえれば解消します!
全体的な感想
今はどんどん安くなり3万8000円もあれば購入可能かと思います。ゲームはやらないので処理能力はそここそでいいけど大画面が欲しい、でもなるべくコンパクトなモデルが良い方には最高と思います。私がまさにそれでした。
ただしFelicaやTV視聴機能など日本ローカル機能も使わないよという割り切りも必要です。全部入りではありませんので、欲しい機能をシンプルに使う方には大変オススメです。
満足度:10点満点中8点
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