Appleは現地時間6月10日に開催されたWWDC2024において、iOS 18及びiOS 18に実装されるAI機能（”Apple Intelligence”）を発表しました。iOS 18ではSiri経由でChatGPTが利用可能になることが明らかになりました。Apple Intelligenceは、iPhone 15 Pro / Pro Max以降の機種に限定して提供されます。iOSの正式版リリースは秋になる予定です。
Apple Intelligenceの機能概要
Apple Intelligenceを通じて、複数のAI機能がiPhoneに実装されます。大部分のAI処理がクラウド上でなく、スマホ端末上で行われるとのことです：
- 文章の作成支援： メールやメモ帳などの校正・要約機能
- 画像・イラスト自動作成
- Genemoji： オリジナルの絵文字生成機能
- 画像や動画検索機能の強化
- Siriの言語処理機能向上 （ChatGPTの利用も可能に）
ChatGPTは、Appleのプラットフォーム全体に組み込まれることが明らかになりました。
サムスン（Galaxy）やGoogle（Pixel等）との競争に
ライバルのサムスンは年初にGalaxy S24シリーズをAIスマホとして売り出し、市場シェア拡大に成功しています。
iPhoneのアメリカ市場におけるシェアが急速に低下傾向にあるようです。調査会社CIRPによると、2023年4月～2024年3月の1...
調査会社IDCによるとiPhoneシリーズの2024年第1四半期（1～3）月の出荷台数が、前年同期比で9.8％減少したようです。世界...
Apple / iPhoneは、独自の生成AIモデル開発でGoogle（やサムスン）に対して遅れをとっていると見られてきました。（AI機能開発での遅れを取り戻すために）AppleはGoogleのGeminiを採用するという噂もありましたが、GoogleのライバルであるChatGPTを採用することが明らかになりました。
Bloombergによると、Appleは次世代のiOS 18にGoogle製の生成AIモデルGeminiを搭載することについて、Go...
今後数年は、大手スマホメーカーによるAI性能の開発競争が激しくなるでしょう。Android陣営にとっては、Apple / iPhoneからシェアを奪回する好機となるかもしれません。
Source: developer.apple.com
独禁法に引っかかりそうだけど、今後ChatGPT以外のAIモデルも導入出来るようにするって明言されてたし上手く回避した感じかな