MediaTekの次期フラッグシップSoC、Dimensity 9400についてのリークがなされており、今年の10月に発表となる模様。
CPUにはCortex-X5及びX4を採用と、現行のDimensity 9300よりもユニークな仕様となっているようで、安定した性能に期待ができるものとなっています。
エフィシェンシーコア非採用は継続
情報源は毎度お馴染みのDigitalChatStation氏で、Dimensity 9400は現時点で10月の発表を予定しており、CPU構成はCortex-X5+X4+A7となっているとのこと。
コアそれぞれの個数は明らかにされていませんが、以前に同氏は同SoCが1×Cortex-X5 + 3×Cortex-X4でテスト中であると述べているのに加えて、現行のDimensity 9300の構成は1× Cortex-X4(3.25GHz)+ 3×Cortex-X4(2.85GHz)+ 4×Cortex-A720(2.0GHz)であるため、今回も1+3+4となる可能性があります。
9300に続いてエフィシェンシーコア非採用となるのは妥当として、最も高性能なX5の採用がプライムコアのみに止まる理由としては、X5の消費電力が非常に高いとされていることが考えられます。(注:同情報元の投稿は現在削除されています。)
また9300搭載のvivo X100 Proでは、CPUスロットリングが報告されており、それらを考慮すると、MedieTekは、今回同じ轍を踏まないように、9400においては安定した性能を実現させようとしているのかもしれません。
なお競合相手となるQualcommの次期フラッグシップSoC、Snapdragon 8 Gen 4については、CPUに独自設計のOryonコアを採用し、こちらもエフィシェンシーコアは非採用となると目されています。
9400、8 Gen 4双方ともにベンチマークスコアがリークされており、Antutuでは前者が優っていますが、我々消費者の手に渡る商用機においては、どちらかないし両方において、発熱を抑えるために性能も抑制される可能性があります。続報に期待しましょう。
既高性能コアだけにしたけどピーク性能と安定性消費電力量両方で既に最強だから次世代でもそれを受け継いでるだけでしょ 安定性に問題ありなんてメーカーも消費者も全く考えてない