今年初めに発表されたサムスンの最新フラッグシップモデル、Galaxy S24シリーズ。その目玉の一つである生成AI、Galaxy AIですが、2026年以降有料となる可能性があるようです。
2025年まではGalaxy AIを無料で利用可能
サムスンのモバイル部門のトップを務めるTM Rohことノ・テムン氏は、海外メディアET Telecomに対して、Galaxy AIについて以下の様にコメント。
我々の分析によると、モバイルAIには様々な需要があります。なので、AI機能を無料で利用して満足する消費者がいる一方、よりパワフルなAI機能を、お金を払ってでも求める消費者もいるかもしれません。そのため、将来の意思決定において、これら全ての要素を考慮したいと思います。
また同氏は、Galaxy AIを開発、提供するにあたって膨大なリソース、コストを費やしたとしたうえで、消費者は2025年まで無料で利用することが可能と述べていますが、それ以降についてはまだ決まっていないともしています。
そのため、2026年以降も無料で利用可能となる可能性もあるわけですが、AI開発にかなりのコストがかかるのは事実で、実際に、Amazonは新たなLLM(大規模言語モデル)を使用した改良版Alexaを有料で提供予定と報じられており、GoogleもAIサービスのサブスク化を検討していると、同社CEOが述べています。(参考:Business Insider)
競合他社の多くが、AI機能、サービスを無料で提供するのであれば、サムスンも同様となる可能性が高いですが、現況を鑑みると、あまり期待しない方が良いと言えるのではないでしょうか。
今年中に1億台のGalaxy機で利用可能になる見通し
現在Galaxy AIは、Galaxy S24 / S24+ / S24 Ultraのみにおいて利用可能ですが、既存モデルについては、Galaxy S23シリーズ、S23 FE、Galaxy Z Fold5、Z Flip5、そしてGalaxy Tab S9シリーズで今年前半に利用可能となることが既に明らかにされています。
その他については、ノ・テムン氏は今年中に1億台の端末に提供するとしているため、昨年9月時点でのGalaxy S23シリーズ及びGalaxy Z Fold5 / Z Flip5の売上が約2,640万台(参考:Twitter)であることを考えると、前述の機種以外においても今年中に利用可能となると見ていいでしょう。続報に期待ですね。
Source: ET Times, Android Authority
全ての企業とユーザーがnvidiaの養分になるだけだろこんなん