日本経済新聞が、6月17日の朝刊で、Google PixelがAppleに次ぐ国内シェア2位になったと報じました。Pixel 7aが発売された先月(5月)のメーカー別販売台数シェアで(SHARPを抜いて)約13%だったとのことです。AppleのiPhoneシリーズの販売シェアは50%だったようです。
Google Pixel、スマホ国内2位に浮上 安さでiPhone追うhttps://t.co/bh7462yoT8
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) June 16, 2023
日経新聞は、国内のスマホ市場がAppleとGoogle Pixelの二強体制になる可能性もあると伝えています。事実、2018年の日本市場への参入当初は1~2%しかなかったPixelシリーズ機の国内シェアは、10%を超える水準にまで上昇してきています。
iPhoneの値上げと競合他社の撤退がGoogle Pixelにとって追い風に
Appleは日本市場(及びグローバル市場)においてiPhone製品の値上げを継続的に実施しています。iPhone 15シリーズについても大幅値上げの噂があります。Pixelシリーズも値上げをしていますが、iPhoneほどではありません(例えば、Pixel 7aはPixel 6aに比べて約9,000円の値上げとなりました。)今後、Pixel機が、iPhoneシリーズの最新機種に手の届かなくなった日本人ユーザの「受け皿」となっていく可能性があります。
FCNTや京セラ等の国内Androidメーカーのスマホ市場撤退も、Google Pixelにとって追い風となっていくでしょう。
Googleも日本市場を重視する姿勢
日本のスマホ市場で13%前後程度の販売シェアを通年ベースで獲得できれば、Pixelシリーズは年間400万台売れる計算になります(日本における年間のスマホ出荷台数は約3,000万台。)Googleにとって、日本は本国アメリカと同等に近い重要なマーケットに位置づけられていることは間違いなさそうです。Pixel 7aでは、Docomoでの取り扱いを実現するために、5Gのn79バンドに対応したと言われています。
Googleと日本3大キャリアの蜜月関係は今後暫くは続きそうです。Google Pixelは日本市場でどこまでシェアを伸ばせるか、注目ですね。
Source:Twitter
もう少しSocが何とかなれば二強になるかもな