Xiaomiの社長ルー・ウェイビン氏は、2023年第1四半期(1~3月)の決算発表会において、独自チップ開発への投資を続けると表明しました。また、同氏は、同業OPPOが独自チップ開発事業から撤退したことは残念だと述べました。
Xiaomiは、OPPOが事業閉鎖した半導体設計子会社Zekuの人材を、ドローン事業会社DJIと奪い合っていると伝えられています。
先日、OPPOがMariSiliconチップ等の独自チップを開発している子会社Zekuを閉鎖することが明らかになりました。その後、Z...
チップ開発事業の成功には時間がかかることは認める
Xiaomiのルー・ウェイビン社長は、チップ開発事業は成功するまでに時間がかかることを認めましたが、OPPOに倣ってチップ開発事業から撤退することは考えていないと述べました。
Xiaomiは独自のISP、Surge C1を商用化し、2021年にMi Mix Foldに搭載しています。今後、OPPO子会社を辞めた人材を取り込むことで、チップ開発のスピードアップが見込めるかもしれません。
Xiaomiは、OPPOに比べて、スマホ事業以外の分野(スマート家電、EV)への進出にも積極的です。更に、(OPPOが撤退した)チップ開発事業にも投資を続けるというのは、「手を広げすぎ」という印象も受けます。
以前にリークされたXiaomiのEV実機写真 Xiaomiの雷軍CEOは、Xiaomi製EV(電動自動車)の製品テストは順調に...
一方で、スマホ事業・スマート家電事業・EV事業・ロボット事業と幅広い分野に、Xiaomiが自前で開発したチップを活用していけるというメリットがあるのかもしれません。Xiaomiの次のチップ新製品がどのようなものになるのか、注目ですね。
Source:via: ITHome
EV開発やらパナソニックとエアコンで協業が決まったりと
幅広い分野で積極的な事業展開する体力があるんだね