nubiaのゲーミングスマホ最新モデル、Red Magic 7S、7S Proが中国にて正式発表。両モデルSnapdragon 8+ Gen 1をSoCに採用し、Proモデルにはバンブルビー限定版が用意されている点が特徴となっています。
目次
Red Magic 7S
- Snapdragon 8+ Gen 1
- 6.8インチFHD+(2,400×1,080p 20:9 387.5PPI)AMOLEDフラットディスプレイ 最大輝度700nits
- 165Hzリフレッシュレート・720Hzタッチサンプリングレート
- 8/12/16GB LPDDR5 RAM + 128/256/512GB UFS3.1 ROM
- 4,500mAhバッテリー、120W有線充電に対応(17分で満充電が可能)
- 画面内指紋認証(光学式)
- リアカメラ:64MPメイン+8MP超広角+2MPマクロ
- インカメラ:8MP
- ステレオスピーカー DTS、Snapdragon Sound
- イヤホンジャック
- 冷却ファン(20,000rpm)
- ショルダーセンサー(520Hz)
- Wi-Fi 6E
- Bluetooth 5.2
- Red Magic OS 5.5
- 170.57×78.33×9.5mm、215g
- 充電器付属(165W)
SoCには、最新のSnapdragon 8+ Gen 1を採用。デザインについては、全体的にはRed Magic 7と同じものとなっていますが、背面中央端部の矢印がより外に位置しているなど、細かい部分で変更が加えられています。
冷却性能に関しては、冷却ファンはもちろん、グラファイトシートやVC液冷など9層からなる冷却機構を搭載。グラフェン銅箔では、放熱技術の向上により、熱伝導率が30%向上しているとのこと。
実性能においては、原神を約27分プレイした際の平均フレームレートは59.7fps、端末背面最高温度は41.1℃となっています。
その他スペックとしては、165Hzリフレッシュレート、720Hzタッチサンプリングレート対応、120W超急速充電対応の4,500mAhバッテリー、イヤホンジャック搭載など基本的に7と変わりはありません。
ただ、ショルダセンサーのタッチサンプリングレートは、500→520Hzにアップしています。
Red Magic OS 5.5
Red Magicのカスタムスキン最新バージョンとなるRed Magic OS 5.5では、主にゲーム体験をアシストする機能が追加。
同ブランドのマスコットキャラクター、红魔姬に関しては、同キャラクターのアバターでライブ配信できる機能、そして新たな衣装が追加されています。また、同キャラクターのフィギュアも用意されているとのこと。
他には、攻略マップ表示などに役立つ、画像のオーバーレイや、補助線の表示、弾幕通知などに対応。
また、ゲームで負けた際に衝動的にアプリを削除してしまったり、あるいはショッピングアプリ等勝手な操作を防ぐための、アプリを一定の時間ロックするといった機能も。
対応バンド
- 4G : B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28A/34/38/39/40/41/66
- 5G NSA : n41/n78/n77/n38
- 5G SA : n41/n78/n1/n77(3600M-4100M)/n28A/n3/n7/n8/n20/n5
約8.2万円から
カラーは暗影骑士(ブラック)、氘锋透明(透明版)の2色のみ。既に予約受付は開始となっており、現地時間7月15日午前10時(日本時間同日午前11時)より販売開始。価格は以下の通りです。
暗影骑士(ブラック)
- 8GB+128GB 3,999元(約8.2万円)
- 12GB+256GB 4,799元(約9.8万円)
氘锋透明(透明版)
- 12GB+256GB 4,899元(約10万円)
- 16GB+512GB 5,499元(約11.2万円)
Red Magic 7S Pro
- Snapdragon 8+ Gen 1
- 6.8インチFHD+(2,400×1,080p 20:9)AMOLEDフラットディスプレイ(画面下インカメラ)最大輝度600nits
- 120Hzリフレッシュレート・960Hzタッチサンプリングレート
- 12/16/18GB LPDDR5 RAM + 256/512GB/1TB UFS3.1 ROM
- 5,000mAhバッテリー、135W有線充電に対応(15分で満充電が可能)
- 画面内指紋認証(光学式)
- リアカメラ:64MPメイン+8MP超広角+2MPマクロ
- インカメラ:8MP(画面下)
- ステレオスピーカー DTS:X Ultra、Snapdragon Sound
- イヤホンジャック
- 冷却ファン(20,000rpm)
- ショルダーセンサー(520Hz)
- Wi-Fi 6E
- Bluetooth 5.2
- Red Magic OS 5.5
- 166.27×77.1×9.98mm、235g
- 充電器付属(165W)
SoCには、7S同様最新のSnapdragon 8+ Gen 1を採用。そのAntutuスコアは1,156,044点としています。
デザインにおいては、全体的にはRed Magic 7 Proと変わりないものの、ブラック、ブラック透明版の背面中央部分が迷彩柄となり、透明版には新たにシルバーが用意されています。
冷却性能に関しては、冷却ファン、グラファイトシート、4,124㎟のVC液冷など、10層からなる冷却機構を搭載。総冷却面積は43,525㎟となっています。
また冷却ファンでは、騒音が6%(4dB)減少し、風量・風圧が6%増加しているとのこと。
実性能については、原神を60FPSモードで30分プレイした際の端末背面最高温度は39.5℃としています。
また原神、王者栄耀を約27分プレイした際の平均フレームレートは、それぞれ59.7fps、120fps、端末最高温度は39.5℃、38.8℃に。
その他スペックとしては、7 Proと比べショルダセンサーのタッチサンプリングレートが500→520Hz、インカメラの画素数は16→8MPと変わっていますが、その他においては、画面下インカメラやイヤホンジャック、独立ゲーミング用チップの红芯1号搭載、120Hzリフレッシュレート、960Hzタッチサンプリングレート対応、135W超急速充電対応の5,000mAhバッテリー搭載など基本的に変わりはありません。
対応バンド
- 4G : B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28A/34/38/39/40/41/66
- 5G NSA: n41/n78/n77/n38
- 5G SA : n41/n78/n1/n77(3600M-4100M)/n28A/n3/n7/n8/n20/n5
約10.8万円から
カラーは暗影骑士(ブラック)、氘锋透明暗影版(ブラック透明版)、氘锋透明銀翼版(シルバー透明版)の3色が用意。
こちらも既に予約受付は開始となっており、現地時間7月15日午前10時(日本時間同日午前11時)より販売開始。価格は以下の通りです。
暗影骑士(ブラック)
- 12GB+256GB 5,199元(約10.6万円)
氘锋透明暗影版/銀翼版(ブラック/シルバー透明版)
- 12GB+256GB 5,299元(約10.8万円)
- 16GB+512GB 5,999元(約12.3万円)
7S Proにはバンブルビー限定版が用意
Red Magic 7シリーズのオプティマスプライム、メガトロン限定版に続き、今回7S Proには、バンブルビー限定版が用意。
端末、化粧箱ともに特別なデザインとなっている他、専用のアイコンパック等のカスタムスキン、ケース、冷却ファン、充電器、ケーブル、バッジ、SIMピンが付属。
こちらは7月末発売となり、RAMストレージ構成は16GB+512GBのみ。価格は6,499元(約13.3万円)となっています。
GaN充電器などアクセサリー類も
アクセサリー類としては、65W・65W(透明版)・100W(透明版)対応GaN充電器(2C1A・2C1A・3C1A)、そしてバンブルビー限定版付属の外付け冷却ファンが個別にも販売。なお同冷却ファンは7S、7S Pro両方で使用可能とのこと。
価格はそれぞれ148元(約3,000円)、158元(約3,200円)、259元(約5,300円)、229元(約4,700円)となっており、バンブルビー限定版外付け冷却ファンは初回販売価格が199元(約4,100円)です。
また通常、その他の外付け冷却ファンは、シルバー、透明版、メガトロン版、そして磁力吸着式の4種類のラインナップとなり、磁力吸着式以外は、一般、7/7S、7 Pro/7S Pro用の3つが用意。
価格はシルバー、透明版が169元(約3,500円)、メガトロン版、磁力吸着式が199元(約4,100円)となっています。
7S Proのグローバル発表が予告
発表会の最後には、毎回恒例のグローバル発表予告も。ただし、7S Proとしか書かれていないため、今回グローバル発表はProモデルのみとなると思われます。
ちなみにRed Magic 7シリーズでは7、7 Proともにグローバル発表されていましたが、日本では7のみの発表となっています。
またRed Magic機のグローバル版・日本版は、超急速充電に対応となってからは、中国版とバッテリー容量・充電速度が異なるものとなっているため、今回も同様となることでしょう。
ゲーミングモニター・キーボード・マウスも発表
以前予告のあったゲーミングギアが今回、同時発表。ゲーミングモニターは3種類用意されており、最上位モデルは27インチ4K、160Hzリフレッシュレート対応、輝度1,000nitのMini LEDモニターとなり、世界初ミリ波でのワイヤレススクリーン投影に対応。
ワイヤレスながら超低遅延でのスクリーン投影が可能としています。
他2モデルは、片方がワイヤレススクリーン投影非対応で他スペックが最上位モデルと同様となっており、もう片方は、解像度がQHD、リフレッシュレートは240Hz対応、輝度400nit、HDMIポートが2.1でなく2.0となりポート数が2つから1つのみとなっているなど、基本スペックが下げられたものに。最上位モデル含め、3種類ともに9月発売予定となっています。
キーボードは、キー数100の1,680万色RGBに対応し、有線、無線、2.4GHzの3種類での接続に対応。そのレイテンシーは1msとしています。
また右上には、ボリュームノブの他、カスタム壁紙やPC性能表示、システム機能調整、RGB制御に使えるディスプレイを搭載。
マウスは、こちらも1,680万色RGBに対応し、有線、無線、2.4GHzでの接続に対応。レイテンシーは1msとなり、DPIは50~26,000となっています。
またキーボード、マウス用に専用のソフトウェアが用意されており、ボタンやRGB等、各種設定ができるように。双方ともに、モニターと同様9月発売予定となっています。
更には、今回発表されたゲーミングギア3種類において、それぞれシルバー、红魔姬を基調としたデザインの银翼版、红魔姬定制版も用意されています。
【更新終了】
ほかのメーカーもこれくらい薄いフロントカメラ出してくれないかな