Xiaomiよりリモート充電技術「Mi Air Charging」が発表されました。ケーブルも、ワイヤレス充電器の上に置く必要もない、真のワイヤレス充電技術が遂に登場です。
複数のデバイスを同時に充電可能
Xiaomiによると、Mi Air Chargingは17個の特許を含んでおり、144個のアンテナで構成された制御装置によりミリ波を端末に送信し、端末側の14個のアンテナが電気エネルギーに変換することにより真のワイヤレス充電を可能としているとのこと。
対応W数は5Wとなっており、スマホを稼働させるのに最低2.5W必要と言われていることを考えると充分なものと言えるでしょう。また複数のデバイスを同時に、それぞれ5Wで充電も可能とのことです。
さらにカバー装着や間の障害物の有無や、ポケットなどに入っている状態などは充電に影響せず、ゲームをプレイしながらの充電も可能としており、その肝心な充電可能範囲は数メートルとのこと。
Mi Air Chargingはスマホに限らず、スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスも充電可能であり、将来はスピーカーやデスクランプなど全てのスマート製品が同技術により充電され、ケーブルなどがない真のワイヤレスなリビングとなるだろう、とXiaomi CEO雷軍氏は述べており、今後は様々な同技術対応製品が登場することが期待されます。
対応製品の発表時期は不明
過去には「Pi」や「Motherbox」といった同様のコンセプトの技術、製品などは存在していましたが、結局それらは発売には至らず。発売に至ったものとしては、PowercastによるNintendo SwitchのJoy-Con用のWireless Charging Gripなどがありますが、その充電可能範囲は約30cmほどと、非常に短いものでした。
今回のMi Air Chargingに関しても、対応製品の発表時期等についての発表はありませんでしたが、Mi Mix Alphaのように発売されないということにはならないことを願うばかりです。
以前Xiaomiが100W充電技術を発表してから、実際にそれに近い120W充電に対応したMi 10 Ultraを発表するまでに約1年半ほどかかったことを考えると、今回も実際の対応製品発表までに1年ほどはかかるのではないでしょうか。
また、昨年OPPOがエイプリルフールネタとして同様の技術を発表していましたが、OPPOが充電技術におけるパイオニアであることを考えると、同社から実際に同様の技術の発表されるなんてことが今後あるかもしれませんね。
Source:Weibo
大昔からなかった?