Xiaomiはスマホをわずか17分でフル充電してしまう新たな100Wの超高速充電技術──Super Charge Turboのデモ映像を公開しました。
映像はRedmiのゼネラルマネジャーであるLu Weibing氏によってWeiboに投稿、共有されたものです。OPPOのスマートフォンとの充電速度比較で、驚異的な速さをアピールしています。
現在のところXiaomiのMi 9やBlack Shark 2は最大27Wの高速充電に対応しており、新たに発表されるRedmiのフラッグシップモデルRedmi Pro 2も同様といわれています。
ライバルであるHuaweiのP30 ProやMate 20 Pro、honor magic 2はそれより速い40Wの高速充電に対応しています。Huaweiは以前から最初の30分の充電が特に高速なことで知られています。OnePlus 7は44Wのdash chargingに対応すると噂されています。
Huaweiの充電がどれだけ高速かは、以下の動画をご覧ください。わずか18秒の動画の中で、みるみるチャージされていく様子がうかがえます。
これまであまり語られてきませんでしたが、じつはXiaomiの充電技術はHuaweiやOPPOといったライバルと比べると、やや遅れているのが実情です。(iPhoneは? ForbesによればiPhone XS Maxのフル充電には3時間29分もかかるそうです。ただでさえ他社よりバッテリーサイズが小さいんですから、論外です)
現在のところもっとも高速に充電できるスマートフォンは、OPPO Find Xです。Find XはOPPOのSuperVOOCをサポートしており、最大50W(10V/5A)で3400mAhのバッテリーを35分でフル充電します。今回の動画の比較相手もOPPOのSuperVOOC対応スマホです。
今回の動画ではSuper Charge Turboが、そのSuperVOOCを爆速で突き放している様子が映されています。Xiaomiがフル充電になった時に、世界最速のOPPOのスマホはまだ65%しか充電できていません。
OPPOのSuperVOOCが対応する50Wというのは、いまのところスマホ向けとしては類を見ない高出力です。しかし、じつはスマホで充電に使用されるUSB Type-Cは、最大100W(20V/5A)までの受給電を可能とするUSB Power Delivery(USB PD)に対応しています。今回のXiaomiのデモは、現在考え得るスマホの充電速度の限界値といっていいでしょう。
実用化には発熱問題などをクリアする必要がありますが、もし実用化すれば遅れていたXiaomiが一気に充電速度で業界ナンバー1に躍り出ることもありえます。周回遅れのアップルにも、もう少し頑張ってもらいたいところです。
Source::xda-developers
何故いちいちAppleを貶すのか理解出来ません。
そもそも高速充電というのは充電が早い分バッテリーの劣化も早めるのですよ。
メーカー側は早く買い換えを促したいからバッテリーの劣化を早める高速充電技術を搭載したがりますけどユーザーにはデメリットもあるのです。