Appleが6月に開催を予定していたWWDC 2020がオンラインのみで行われることになりました。原因はもちろん新型コロナウイルスで、トランプ大統領が非常事態宣言をしたこともあり妥当な対応と言えるでしょう。
Appleは完全オンラインのイベントとすることを公式発表
Appleでワールドワイドマーケティングを担当する上級副社長フィル・シラー氏はコロナウイルス対策であると明言を避けたものの、
現在の公衆衛生状態をふまえて、キーノート・セッションを含め全てオンラインで提供する新たなフォーマットのWWDC 2020を開催することとしました。世界中の開発者コミュニティ全体に素晴らしい学習体験を提供したいとおもいます。今後数週間ですべての詳細を共有します。
引用: Apple
とコメントしました。具体的な配信方法についてなどは追って告知されるということですね。
WWDCの参加チケットは昨年で1599ドル(約17.2万円)と高額で、オンライン開催のみになった場合の損失は大きいでしょう。加えて、Appleは開催地であるサンノゼ市へ与える減収を補填するため、100万ドル(約1.1億円)を寄贈するとしています。
なお、同じカリフォルニア州北部に本社があるGoogleやFacebookも、それぞれ開発者イベントのオンライン化を決めています。地元にとって打撃は大きいですね。
オンライン・イベントであっても発表は充実したものになることを期待
オンラインとなるキーノート・スピーチでは、ハードウェアだけでなくiOS 14やwatchOS 7など、ソフトウェアの発表も予定される見込みです。今回のAppleのリリース文の画像から、MacBookについての大きな発表があるかもしれないと期待されています。
ただ、多くのファンが発表内容そのものに加えて、招待されるテック系YouTuberのビデオを楽しみにしているだけに、オンラインのみになってしまうのは率直に残念ですね。
尚、iPhone 9 (SE 2)についても、当初3月31日と予想されていた発表を大幅に遅らせるのではという観測がでています。こちらは、カリフォルニア州というよりは中国における新型コロナウィルス蔓延による生産の遅れが懸念材料となっています。iPhone 9の発表時期についても、引き続きフォローしていきたいと思います。
Source: Apple, MacRumors, GSMARENA
3/27まで中国以外のアップルストアが閉店らしいけど、日本もなのかな…