ソニーがオーバーヘッド型のノイズキャンセリングヘッドホンの「WH-1000XM4」を国内で正式発表しました。
WH-1000XM4は2018年発売のWH-1000XM3の後継機種。Sony最高峰のヘッドフォンであり、ハイレゾ級のコーデックであるLDACに対応したBluetoothワイヤレス接続が可能であり、世界トップレベルのノイズキャンセリング機能を搭載していました。
今回発表されたWH-1000XM4は基本的にはXM3を踏襲し、ノイキャン、音質、使い勝手などを改善したモデルとなっています。
ノイズキャンセリング機能の強化
まずはノイズキャンセリング機能の強化。外部ノイズを毎秒700回センシング氏、リアルタイムでノイズキャンセリング処理を最適化するアルゴリズムを採用。XM3よりも中高音域のノイズの低減率がアップしたとのこと。これにより、街中など人の話し声が多い環境でより静寂さが増しています。
音質面はソフトのアップデートが中心
音質に関してはスケーリング・アップ機能の「DSEE HX」よりも強力な「DSEE Extreme」にパワーアップ。AIを活用したリアルタイム解析でこれまで以上に自然にスケールアップした高音質の音楽を楽しめます。なお、「DSEE Extreme」は専用アプリ「Headphone Connect」から設定可能です。
ハードウェアはXM3と同じ40mm HDドライバーユニットを採用しています。
使い勝手が大きく向上
また、新たに「Speak to Chat」機能を搭載。装着者が喋り始めたことを検知して自動的に音楽の再生を停止、外音取り込みモードに移行します。また、喋り終えたあとに一定時間経過すると自動的に元の状態に戻ります。
更に、新たにヘッドフォンに近接センサーを搭載。ヘッドフォンのつけ外しと音楽の再生・一時停止やタッチパネルの有効・無効が連携できるようになりました。
接続性も向上しています。従来のヘッドフォンは1台しか接続できなかった一方で、XM4は「新マルチポイント接続」で2台同時に待ち受けが可能に。音楽を再生中の機器に自動的に接続を切り替えたり、音楽を再生中のPCから電話がかかってきたスマートフォンへ接続を切り替えることが可能になります。
Androidであればかんたんにペアリングできる「Google Fast Pair」に対応。近くでXM4をペアリングモードにすればポップアップの通知が届き、設定に行かずともワンタップでペアリングが可能です。
より装着感のいいデザインへ
本体デザインも少しながら変更となりました。
主な変化はイヤーパッド。形状が新しくなり、耳に当たる面積がXM3比で10%向上し、より柔らかく、装着していても疲れない形状へと変更になりました。
外観はマットな質感へと変更された上に、パーツのつなぎ目がよりなめらかとなっており、細かいところで多くの改善が見られます。
また、内部パーツを一新することで、重量はセンサー類が増えた一方で254gと1gだけ軽量化しました。
WH-1000XM4はノイズキャンセリングオフ時で最大約38時間、ノイズキャンセリングオン時で最大約30時間の連続再生が可能です。充電端子はUSB-Cで10分間の充電で5時間の利用が可能です。Bluetooth Ver. 5.0で、対応するBluetoothコーデックはLDAC/AAC/SBCの3種類で、apt-X系には非対応となっています。
価格はオープン、推定市場価格は約4万円となり、9/4より発売開始となります。
ナカヤマユウショウのコメント
近接センサー、2台同時接続が便利そう!2世代前のWH-1000XM2を使ってますがおそらく買い替えます。
Source : Sony
すいません高くて買えません