アメリカの連邦議会の共和党議員14名が、現地時間8月6日、米商務省に対してHonorへの制裁を要求する文書を提出しました。Honorは今年1月にHUAWEIから投資家グループに売却され、分離独立しています。
米国会議員はHonorブランドの独立が制裁回避のための措置であり、米国の先端技術を中国共産党の影響下にある企業の手に渡るのを阻止するという対HUAWEI制裁の目的に反すると主張しています。米商務省は、「連邦議会議員の意見提供に感謝する。我々は、制裁リスト対象への追加する企業があるか常にレビューしている」と述べたとのことです。
Honorが制裁回避のために分離独立したのは誰の目にも明らかであるため、米政府が敢えてアクションを起こすかに注目が集まります。
Honorは半導体メーカーやGoogleとの取引を再開
HonorはQualcommとの取引を既に再開して、Snapdragon 778搭載のHonor 50をリリース済みです。また、Honor 50シリーズ(グローバル版)にGoogleサービスを搭載することも明らかにしています。
また、8月12日にはQualcommの最新チップSnapdragon 888+を搭載したHonor Magic 3も発表予定です。
QualcommやGoogleがHonorと取引再開をする前に米政府に事前根回しをしていたとすると、Honorが米政府の制裁リスト(Entity List)に追加される可能性はそれほど高くないかもしれません。アメリカにおいて「Honor叩き」の動きが今後拡大するか注目ですね。
Source: サウスチャイナモーニングポスト
基地局作ってないんだし…