中国の大手家電メーカーTCLは先日、日本国内向けにスマートフォンTCL Plex を投入することを発表しました。本日12月28日からAmazon、ビックカメラ、ヨドバシカメラでの発売されています。
Antutu ver.7で17万点を誇るSnapdragon 675とトリプルカメラを搭載し、価格は2万9800円。左上にパンチホール式のインカメラ、背面に指紋センサーを搭載しています。
基本スペックはこちら。
基本スペック | |
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名称 | alcatel TCL Plex |
ディスプレイ | 6.53インチ, IPSディスプレイ |
サイズ | 162.2 x 76.6 x 8mm , 画面占有率: 90% |
システム | |
OS | Android 9.0 (Android 10へのアップデート予定あり) |
SoC | Qualcomm Snapdragon 675 |
CPU | 2x2.0 GHz Kryo 460 Gold & 6x1.7 GHz Kryo 460 Silver 8コア, 2.0 GHz |
メモリ(RAM) | 6GB |
ストレージ | 128GB , microSD最大256GBまで(SIM2スロットを使用) |
カメラ | |
メインカメラ | camera_rear 48 + 16 + 2MP, F値/1.8 トリプルカメラ, デュアルトーンLEDフラッシュ, PDAF |
メインカメラ特徴 | camera IMX582, センサーサイズ: 1/2.0インチ, ピクセルサイズ: 0.8µm |
前面カメラ | camera_front 24MP , F値/2.0 |
センサ類 | 指紋認証センサ, 加速度センサ, 近接センサ, ジャイロ, コンパス, 顔認証ロック |
機能 | 非対応, あり |
バッテリー | battery_charging_full 18W急速充電(Quick Charge 3.0),Type-C 1.0,3820mAh |
https://telektlist.com/smartphone_info/alcatel-tcl-plex/
強み①-ユニークながらも実用的なカメラ構成
右に位置するメインカメラはSonyのIMX 582。ハイエンドのIMX 586の下位モデルという立ち位置ながらもセンサーサイズや画素数といった基本的なスペックは全く同じため、カメラ性能については期待してよいでしょう。
また特筆すべきは中央に位置する2mpの暗所専用カメラ。一画素あたりのサイズが2.9μmと非常に大きく暗所撮影時に活躍するのだそう。ちなみにこの大きさは4つのピクセルをまとめた際(普段使用時)のP30 Pro(2.0μm)を大きく凌ぎます。
他にも、一番左に位置する超広角カメラはGalaxy S10と並ぶ123°とかなりの広視野と抜かりありません。なお、画素数は16mpです。
強み②-ハイエンドに勝るとも劣らないディスプレイ性能
TCL NXTVISIONテクノロジーによって繊細さや彩度、コントラストなど様々な面で高い性能を実現したと謳っており、実際に国内のミドルレンジ端末としては初となるHDR10に対応。例えばiPhone 11はHDR10非対応のため、ハイエンドクラスのディスプレイ性能を期待してよいのかもしれません。また、SD画質をHD画質にアップコンバートする機能や、色味をほとんど変えずに目の疲労を抑える機能など長年テレビの製造に携わってきたメーカーらしい機能を多数搭載しています。ただし、筆者としては有機ELではなくIPS液晶なのはマイナスポイントです。
強み③-質実剛健なインターフェースと仕様
バリエーションはオパールホワイト&オブシディアンブラックの2色構成でメモリ6GB+ストレージ128GB。18W急速充電に対応した3820mAhバッテリーとUSB-C端子、イヤホンジャックも搭載しAndroid 10への対応予定もあるとのこと。
他にも同時に4台までのBluetoothオーディオで再生できたり、Googleアシスタントキーをカスタマイズできたり、(日本版では不明ですが)ラジオまで搭載していたり。これだけ機能を詰め込んで詰め込んで、税込2万9800円という価格はなかなか魅力的ではないでしょうか。
Source:TCL,ビックカメラ.COM
Photo:TCLオフィシャル写真素材ダウンロードページ(DropBox)、TECH RITUAL
正直信用ならんのだが…
TCLのテレビ知ってると余計に