Sonyは2020年のスマホ向けイメージセンサー市場において46%のシェアで一位を獲得しました。2位のサムスンのシェアは29%です。
Sonyとサムスンのスマホメーカー別の取引高は明らかになっていませんが、概して以下のような取引関係となっていると推測されます:
- Sonyの大手取引先メーカー:Apple、HUAWEI、OPPO、他
- サムスンの大手取引先メーカー:自社、Xiaomi、他
Sonyにとって最重要取引先であったHUAWEIへの出荷減は痛手ではありますが、トップシェアを脅かすまでの影響はでていないようです。
Sonyのイメージセンサー市場での地位は安泰ではない模様
Strategy Analysis社は、Sonyのイメージセンサー市場の地位は安泰ではないとみているようで、以下のようにコメントしています。
Sonyの主要取引先であるHUAWEIが制裁をうけたことで、サムスン・Omnivision(シェア3位)・SKハイニックス(シェア4位)は恩恵を受けている...スマホカメラの多眼化とスマホカメラ性能競争によりイメージセンサー市場は引き続き拡大するだろう。但し、世界的な半導体不足がイメージセンサーメーカーの足かせとなるだろう。
サムスンは世界第二位の半導体製造受託メーカーでもあるため、世界的な半導体不足の中、Sonyとの競争を優位に進められるかもしれません。また、スマホカメラの品質競争という面でも、Xiaomiとタッグを組んでいるサムスンが、HUAWEIと組んでいるSonyよる優位な立場にいます。
一方、iPhone 12シリーズが好調なのはSonyにとって追い風でしょう。Strategy Analysis社の予想を覆して頑張ってほしいですね。
Source:via:EETAsia
早く新しいミドルレンジ向けのセンサー作らないとミドルレンジ帯がHM2に侵略されるぞ