著名リーカーIce Universeによると、Qualcommの次世代フラッグシップ向けSoCのうち、年末に発表される予定のSnapdragon 895はサムスン製(4nm)となり、来年半ばに発表されるであろうSnapdragon 895+はTSMC製(こちらも4nm)となるようです。
Snapdragon 895 → Samsung 4nm
Snadragon 895+ → TSMC 4nm— Ice universe (@UniverseIce) July 4, 2021
世界的な半導体生産の遅れが長引きそうな中、QualcommとしてはサムスンとTSMCに分散発注する意向のようです。
TSMCはAppleとの取引優先で、サムスンも...
半導体製造受託最大手のTSMCにとってはAppleが最重要取引先で、Qualcommとの関係はその次の優先順位になる模様です。
一方のサムスンも、自社製SoC、Exynosだけでなく、Google向けカスタムSoC開発に取り組んでいます。
したがって、QualcommはTSMC・サムスン両方にとって、最重要の取引相手ではないのかもしれません。Appleと蜜月なTSMCに比べるとサムスンとの関係は強いのかもしれませんが、製造能力という点ではサムスンよりTSMCのほうが頼りになりそうです。
従って、Snapdragon 895/895+も(Snapdragon 888世代同様に。)在庫不足に陥ってしまう懸念が残りそうです。2022年半ばくらいまでには世界的な半導体不足が解決すれば大きな問題とはならないでしょうが... Android陣営を支える存在であるQualcomm。早く生産能力不足から脱してほしいですね。
Source:Twitter, via: phoneArena
SD895+に注文集中しそうだな…
叩き売られてるのにさっぱり使われないSD895って未来が透けて見えるんだがw