現行のSnapdragon 8 Gen 2搭載のさらに2世代後のチップセット、Snapdragon 8 Gen 4についてのリーク情報が出てきました。Snapdragon 8 Gen 4においては、ARM設計によるコアを採用せず、Qualcommが2021年に買収したNuvia社のOryon Coreを採用するとのことです。
SnapDragon 8 Gen 3
TSMC N4P
Geekbench 5
ST 1800
MT 6500SnapDragon 8 Gen 4
TSMC N3E
Nuvia Phoenix I Core 2
Nuvia Phoneix M Core 6
Geekbench 5
ST 2070
MT 9100— Revegnus (@Tech_Reve) March 25, 2023
Qualcommは今年の終わり頃にSnapdragon 8 Gen 3をリリースする見込みで、Snapdragon 8 Gen 4のリリースはその更に1年後(2024年の11~12月)になるとみられます。
現行のApple Silicon M2を上回るGeekbenchスコアに?
リークによると、Snapdragon 8 Gen 4のGeekbenchスコアは、シングルコアで2000点強・マルチコアで9000点強となるようです(現行の8 Gen 2はシングルコアで1500点前後・マルチコアで5000点前後。)
AppleのMacBookやiPad上位機種向けのチップ、Apple Silicon M2のGeekbenchスコア(マルチコア)が9000点弱なので、Snapdragon 8 Gen 4の性能はそれを上回ることになりそうです。なお、Appleは、Apple Siliconにおいても、(iPhoneシリーズ向けの)Axx BionicシリーズにおいてもARMアーキテクチャを採用しています。
Qualcommは、「脱ARMアーキテクチャ」を進めることで、Apple-ARM連合に対抗する方針のようです。他のチップメーカー、MediaTekやサムスン(‐Google連合)がARMアーキテクチャの採用を続けるのかも気になるところですね。
Snapdragon 8 Gen 4は2025年から搭載スマホが出てくるってことか。あと、Snapdragon7などのミッドレンジ以下もArmではなくNuviaが開発したCoreを使う感じなのかな。