Qualcommより、同社のノートPC向けSoCとなるSnapdragon 7c Gen 2が発表。エントリーノートPCやChromebookでの搭載を想定しており、既にLenovoより搭載機が登場することが明らかとなっています。
【追記:2021/06/07/00:35】サムスンより同SoCおよびSnapdragon 8cx Gen 2を搭載したGalaxy Book Go、Go 5Gが発表されています。
最大19時間のバッテリー持ち
Snapdragon 7c Gen 2は8nmプロセス製造となり、CPUにはKyro 468を採用。クロックスピードは前世代の2.4GHzより微増の2.5GHzに。
ARMベースのラップトップ向けSoCの最大の特徴でもあるバッテリー持ちは、最大で19時間程とのこと。
その他のスペックとしては、シングルカメラ最大32MP(デュアルでは16MP)、ディスプレイ解像度最大QXGA 60Hz、RAMストレージ規格はそれぞれLPDDR4X、eMMC 5.1/UFS 2.1対応など。
またセルラーモデムはSnapdragon X15 LTE modem搭載となり、5Gには非対応です。
生徒やライトユーザー向け
Qualcommは、生徒やファーストラインワーカー(現場で働く従業員)、ライトユーザーを同SoCのターゲットとしており、搭載機の値段は$400(約4.4万円)以下とされています。
ARMベースのWindowsは、Appleと比べやはりアプリの対応等劣るものがあり、初代Snapdragon 7c搭載機はChromebookでの採用に留まっていました。
今回は既にLenovoが採用機種の発売を公表しており、今後他メーカーからも同様に採用機種が発売されていくこととなるでしょう。Chromebookだけでなく、同SoC搭載のWindows機のリリースにも期待したいですね。
【追記:2021/06/07/00:35】上部記載の通りサムスンより既に発表済み。
Source:Qualcomm Via:GIZMOCHINA, THE VERGE
中身はほぼクロックアップしたsnapdragon720G