Qualcommは5G対応のミドルハイ向けプロセッサSnapdragon 700番台シリーズ新製品としてSoCSnapdragon 750Gを発表しました。
Snapdragon 730Gと比較してCPUのパフォーマンスは最大20%、GPUのパフォーマンスは最大10%向上しているとのことです。したがって、Antutuスコア(Ver.8)は30万点弱となるでしょう。
Snapdragon 750G概要
Snapdragon 750Gは、今月初めに発表されたSnapdragon 732G(5Gは非対応)の上位にあたるSoCで、上位モデルと同じく5G対応モデムシステムとしてSnapdragon X52 5Gを搭載し、ミリ波やサブ6GHz帯双方の5G用の周波数をサポートしています。
CPUは8コアで最大2.2GHz動作のKryo 570を搭載しており、2019年4月発表のSnapdragon 730Gよりも性能が20%向上しました。最大10%性能が向上したGPU、Adreno 619を備えるほか、AIエンジンは最大20%の性能が高められています。加えて、Qualcomm Sensing HubによるAIベースのエコーキャンセル、バックグラウンドノイズの抑制機能が実装されています。
また、実装面でSnapdragon 690と互換性を持たせているということで、Snapdragon 690用に開発した5G機にSnapdragon 750Gを搭載することが容易になっているようです。
Pixel 5、Pixel 4a(5G)、OnePlus Nord等のミッドハイ5G機に搭載されているSnapdragon 765Gよりも安価な選択肢をスマホメーカーは手に入れることとなります。Snapdragon 750Gを搭載したスマートフォンは2020年末までに発売される見込みで、Xiaomiが最初に製品化すると宣言しています。
細分化しすぎ