Qualcommは今年の10月にSnapdragon 8 Gen 3をリリース予定ですが、来年の後半にリリース予定のSnapdragon 8 Gen 4は独自設計のコア「Phoenix」をCortexコアの代わりに採用するようです。
著名リーカーDigital Chat Station(via: wcctech)によると、Snapdragon 8 Gen 4は以下のようなスペック(概要)になるようです:
- 8コア構成、TSMC N3(E)プロセス
- 2個のPhoenixラージコア + 6個のPhoenixミドルコア
”Phoenix”は、Qualcommが2021年に買収したNuvia社が開発する独自設計のコア(”Oryon”)を指すものとみられます。また、現行のSnapdragon 8 Gen 2では3種類のコア(ラージコアとパフォーマンスコアとエフィシェンシーコア)を使っていますが、Snapdragon 8 Gen 4においては2種類のコアとするようです。
画像ソース:via: wccftech
フラッグシップ機市場におけるAppleの優位を崩せるか
Appleはフラッグシップ機向けのSoC、Axx Bionicシリーズ(最新はA16 Bionic)を内製化することでコストを抑えつつ、TSMCと蜜月な関係を構築することで、フラッグシップ機向け市場においてAndroid陣営に対して優位に立っています。
Qualcommが来年のSnapdragonチップに搭載するとみられるPhoenixコアの性能次第では、フラッグシップ機市場におけるAppleの優位性を(一部)崩すことができるかもしれません。
Android陣営のためにも、Qualcommには高性能なCPUの設計に取り組んでほしいですね。
Source:via: wccftech
終わったな