ライターのsanisikiです。先日、HUAWEI EnVizion 360を購入したためレビューします。
目次
どんな製品? - THETA風の360°カメラ
HUAWEI EnVizion 360はHUAWEIの販売する360°カメラです。RICOH THETAシリーズや、GOPRO MAXと同様に360°の画像および映像を撮影可能です。なお、使用する際はスマートフォンとUSB Type-Cポートで接続します。
購入した理由はなんといってもその価格。一般的な360°カメラが2万円前後なのに対し、スマートフォンに挿さなければならないためか5000円弱という圧倒的な安さ。旅行前ということもあり気づいた時には購入していました。
もっとも、HUAWEI Envivizon 360の存在を知らない方も多いでしょう。実際に私が見かけたのは中国のHUAWEIショップのみ。また、過去にはスペインやフランスのHUAWEI公式アカウントがツイートしており、どうやらHUAWEI Mate 10 Proと同時期に発売されたようです。
前置きが長すぎました。では、早速レビューに入っていきましょう。
シンプルで分かりやすい使い方
使い方は至ってシンプル。USB-Cに対応したスマートフォンと本体を接続、専用アプリであるHUAWEI 360 Cameraを開くだけ。一部機種では挿すだけで自動で立ち上がります。
その後はシャッターボタンを押すだけ。2秒ほど時間が経った後に撮影が完了します。
撮影時には画面で周りの様子を確認できます。また、露光やホワイトバランス、フィルターといった操作も可能です。
接続方法はUSB OTGとなります。例えばColor OS 6では10分おきにOTG接続がオフになるため、ほとんど毎回設定からオンにする必要があります。(めんどくさい)
実際の写真
最大で写真は 5,376 x 2,688p、動画は 1,920 × 960pまで撮影可能です。画素数という面ではRICOH THETAといった他の360°カメラと比べても遜色ないでしょう。
また、明るい環境下ではある程度の解像感を確保でき臨場感を持った写真が撮影できますが、暗闇ではノイズが目立ち繊細とは言えないものに。ただし、実用の範囲内でしょう。
閲覧・共有にはGoogle フォト・LINEが非常に優秀
本機種のレビューからは少し逸れますが、360°写真の閲覧・共有にはGoogle フォトが非常に優秀です。Youtubeの360°動画のようにジャイロと連動させて周囲を見渡すようにして写真を見たり、VRグラスを利用した閲覧にも対応しています。
また、LINEアプリでもトークにて同様に360°画像を共有可能です。自動的に360°画像と認識され、Google フォトと同様にジャイロと連動させて閲覧することもできます。
まとめ - 初めての360°カメラに最適
確かに一般的なスマートフォンのカメラと比べると写真の質は大きく下がります。
しかし、一般的なカメラと異なるのはその迫力。
一般的なカメラが画角の一部を切り取って撮影するのに対し、周りの全てを撮影可能。いわば「空間を切り取るカメラ」です。高性能なカメラやスマートフォンで撮影するのとは一味違った、思い出の写真を簡単に撮ることができます。塗装を変更した廉価モデルであるCool Play Editionだと3000円台とかなり割安のため、始めての360°カメラとしてぜひお勧めしたい一台です。
評価: 5/5点
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えっめっちゃ面白そう…買おうかな