Xiaomi傘下の格安ブランドRedmiから、今度はスマートバンドが発表されました。その名も「Redmi手杯(=Redmi Band)」。価格は99元(約1500円)と激安です。
親会社のXiaomi自体は、既にスマートバンド事業で世界1位の大成功を収めています(※スマート"ウォッチ"を含むと、Appleが圧倒的)。そんなXiaomiが、自らのMi Bandをも潰しかねない激安価格でリリースしてしまったRedmi Band。一体どんなねらいがあるのでしょうか。
Redmi Bandの機能
Redmi Bandの特徴をざっと見ていきましょう。
スマートバンドとしてまず必須である、活動量計としての機能は一通り揃っています。光学式の心拍数センサーに、「5種類のスポーツモード」を搭載。利用者が行っているアクティビティにあわせて代謝を測定することが出来ます。睡眠の監視機能もばっちりです。
Mi Bandとの違いは「価格」「ディスプレイ」と「充電」
今回のRedmi Bandは、Xiaomi本体が販売してベストセラーとなっているMi Band 4との差も多いです。Mi Band 4の中国国内価格169元(約2500円)に対して安めの価格設定ですから、劣っているポイントばかりかと考えがちですが、一概にそうとも言えません。
Mi Band 4との違いは主に「価格」「ディスプレイ」そして「充電」の3つです。価格は、既にご紹介した通りの激安仕様。
ディスプレイは、Mi Band 4の0.95インチより一回り大きい1.08インチになりました。ただし、高品質なAMOLEDではなく、一般的な有機ELのOLEDタイプとなっています。それでもフルカラーです。
充電機能は、今回の発表で大きく注目された特徴のひとつ。Redmi Bandでは、本体を直接USB-Aのケーブルで充電できるようになっています。シンプルな四角いボディだからなせた技でもありますね。Mi Bandシリーズでは、専用の充電モジュールが必要で、かさばる上になくしてしまうとそれっきり。一般に普及している規格が採用されるのは非常に有り難いです。
その他、NFC機能の非搭載などがポイントとして挙げられます。Mi Bandシリーズでは少しお高めのNFCエディションが用意されていましたが、Redmi Bandにはそれすら無し。NFC機能を犠牲にしても、99元という低価格は譲れなかったのかもしれませんね。
その代わり、ディスプレイにバーコードを表示することでアリペイの決済のみは対応しているとのことです。
4月9日よりクラウドファンディングを開始
Xiaomi直営通販の小米商城では、4月9日午前10時(中国時間)よりクラウドファンディングを開始。現在開催中のMi Fan Festivalとあわせて、95元まで値引きされる予定です。ただし、約5元(およそ70円)の値引き幅はそれほどメリットが大きくないような印象もあります。
今のところ、グローバル販売の兆しはありません。インドあたりでは、もしかしたら発売されるでしょうか?
日本語対応とかは無さそうだね