Realmeのミドルレンジシリーズ最新モデル、Realme 8および8 Proが正式発表。同シリーズ初となる108MPセンサー搭載や、様々な撮影モード、その薄型軽量さが特徴のモデルとなっています。
Realme 8 Pro
- Snapdragon 720G
- 6.4インチ1,080p(20:9)Super AMOLEDエッジディスプレイ(左上パンチホール)最大輝度1,000nit
- 60Hzリフレッシュレート・180Hzタッチサンプリングレート
- 6/8GB LPDDR4X RAM + 128GB UFS2.1 ROM
- 4,500mAhバッテリー、50W有線充電に対応
- 画面内指紋認証
- リアカメラ:108MPメイン(ISOCELL HM2 f/1.88 1/1.52)+8MP超広角(119° f/2.25)+2MPマクロ(f/2.4)+2MPモノクロ(f/2.4)最大4K30FPS動画撮影対応、UIS、UIS Max
- インカメラ:16MP(IMX471 f/2.45)最大1,080p30FPS動画撮影対応
- イヤホンジャック
- microSDカード対応(2+1)
- realme UI 2.0 on Android 11
- 160.6×73.9×8.1mm、176g
- 充電器付属(65W)
SoCはSnapdragon 720G、ディスプレイはSuper AMOLED等、前モデルであるRealme 7 Proと変わらず。同シリーズ初搭載となる108MPカメラや、薄型軽量化が主なアップグレードポイントにとどまっています。
最大のセールスポイントである108MPメインレンズは、サムスンのISOCELL HM2を採用し、9 in 1ピクセルビニングや、後述のクロップズーム性能が特徴となっています。
「In-sensor Zoom」と呼称されるクロップズームでは、108MPのうち3倍ズームに当たる範囲、12MPの写真を8枚撮り、それらを合成処理することにより、より綺麗なズーム写真の撮影を可能に。
その効果は、上の3倍光学ズームと108MPクロップズームで撮られた画像の一部分を拡大した比較画像を見れば明らかです。
Bringing you the World’s First smartphone that can natively do a Starry Time-lapse Video! Capturing starry photos at a 15 sec interval, the #realme8Pro can shoot 240 starry photos in an hour, resulting in an 8s Starry Time-lapse Video.https://t.co/n8m8Xee3Vs pic.twitter.com/ecOoimuG0B
— realme (@realmeIndia) March 24, 2021
他のカメラ性能に関しては、対象がミニチュアのように見えるティルトシフトモードや、夜空の星々を捉えるスターリーモード、さらにそれらを動画で撮影することも可能に。またリアカメラとインカメラの同時撮影や、動画撮影でもナイトモードに対応するなど、非常にソフトウェアに力を入れている模様。
バッテリー容量は前モデル同様の4,500mAhとなり、充電速度は何故か65W→50Wにスペックダウン。17分で50%、47分で満充電が可能と、34分で満充電が可能であった前モデルより明らかに遅くなっています。
しかし前モデルと比べ、薄さが8.1mm、重さが176g(7 Proは8.7mm、182g)と薄型軽量化している点は評価できるでしょう。
対応バンドについては以下の通りです。
インド
4G:B1/B3/B5/B8/B38/B40/B41(2535-2655MHz)
ヨーロッパ
4G:B1/B3/B5/B7/B8/B20/B28/B38/B40/B41(2496-2690MHz)
Realme 8
- Helio G95
- 6.4インチ1,080p(20:9)Super AMOLEDエッジディスプレイ(左上パンチホール)最大輝度1,000nit
- 60Hzリフレッシュレート・180Hzタッチサンプリングレート
- 4/6/8GB LPDDR4X RAM + 128GB UFS2.1 ROM
- 5,000mAhバッテリー、30W有線充電に対応
- 画面内指紋認証
- リアカメラ:64MPメイン(f/1.79)+8MP超広角(119° f/2.25)+2MPマクロ(f/2.4)+2MPモノクロ(f/2.4)最大4K30FPS動画撮影対応、UIS、UIS Max
- インカメラ:16MP(IMX471 f/2.45)最大1,080p30FPS動画撮影対応
- イヤホンジャック
- microSDカード対応(2+1)
- realme UI 2.0 on Android 11
- 160.6×73.9×7.99mm、177g
- 充電器付属(30W)
無印モデルも同様、前モデルのRealme 7と同じSoCであるHelio G95を搭載。一方ディスプレイは、Realme 7 ProのAMOLEDディスプレイが人気であったことを受け、こちらもAMOLEDディスプレイに。
それ以外では64MPをメインとした4眼カメラ構成、5,000mAhの大容量バッテリーに充電速度も65分で満充電が可能と、大まかなスペックは前モデルと比べほぼ変わりありません。(2MP深度は今回2MPモノクロに)
また、Proモデルに実装されているスターリーモードやティルトシフトモード、リアカメラとインカメラの同時撮影はこちらも対応。ただし、前者2つの動画撮影には対応していない模様です。
唯一の大きな変更点としては、こちらもProモデル同様薄型軽量化を果たしている点といったところでしょうか。その薄さ7.99mmに重さ177gと、5,000mAhもの大容量バッテリーを搭載している割にはかなりのものと言えるでしょう。。(7は9.4mm、196.5g)
対応バンドは以下の通りです。
インド
4G:1/3/5/8/38/40/41
AIoT製品も
最近発表された他機種のようにアクセサリーの発表はなかったものの、16種類の計測や360日持つバッテリーが特徴のスマート体重計、1600万色と色温度を自由に設定可能でGoogle AssistantおよびAmazon Alexaに対応したスマート電球も発表。
3月30日より販売開始となっており、価格はそれぞれ₹1,999、₹799(9W)、₹999(12W)(約3,000、1,200、1,500円)となっています。
約2.7/2.2万円から
The #realme8Pro will also be offered in another edgy new design. Created with a special fluorescent material around the camera module and the #DareToLeap strip, it is designed to glow in the dark. We call it Illuminating Yellow.https://t.co/n8m8Xee3Vs pic.twitter.com/9FtWUZkfym
— realme (@realmeIndia) March 24, 2021
カラーはProモデルがインフィニットブルー、インフィニットブラック、そして背面のデカロゴおよびカメラモジュールの外周が暗闇で光るイルミネイティングイエローの3色、無印モデルがサイバーシルバーとサイバーブラックの2色展開。
またヨーロッパでは上記の通常2色に加え、上画像のパンクブラックを含めた3色展開となっています。
インドでは3月25日、ヨーロッパでは3月31日より販売開始となっており、その気になる価格は以下の通りです。イルミネイティングイエローに関しては後日発売とのこと。
Realme 8 Pro
- 6GB+128GB ₹17,999(約2.7万円)
- 8GB+128GB ₹19,999/€299(約3/3.8万円)
Realme 8
- 4GB+128GB ₹14,999(約2.2万円)
- 6GB+128GB ₹15,999(約2.4万円)
- 8GB+128GB ₹16,999(約2.5万円)
参考までに、Realme 7 Proおよび7の発売時価格はそれぞれ最小のRAMストレージ構成6GB+128GB/6GB+64GBで₹19,999/14,999(約3/2.2万円)でした。
今回は無印、Pro両モデルともAMOLEDディスプレイ搭載となりますが、要点をまとめると、Proモデルはカメラ重視、無印モデルはカメラ性能はそこそこにバッテリー容量、軽量重視といったところでしょうか。
前シリーズと比べあまり大きなアップグレードはない8シリーズですが、果たしてユーザーにはどのように受け止められるのでしょうか。また、今月末の31日にはDimensity 1200搭載のRealme GT Neoの発表も控えています。今後のグローバル展開などの動きにも注目です。
中国は軽い端末を作るOPPOが人気らしいしシャオミも最近は軽量化に努めてるからそういう流れなのかな