2019年にOPPOから分社化し、以降破竹の勢いを見せるRealme。2019年9〜12月時点で世界第9位のスマホメーカーです。
2020年に入っても、インド市場において1~3月で前年比200%と爆発的な伸びを見せています。
この勢いであれば、今年中に世界7位かそれより上位のスマホメーカーになることはほぼ確実です。今回はその世界一勢いのあるスマホメーカーであるRealmeの2020春モデルをご紹介します。
目次
Realmeの2020年春新モデル (主要なもの)
(5/21日現在)タップorクリックで拡大 ※グローバル版にはEU版も含む
Realmeの製品展開はミッドレンジ帯が主なようです。ただし一括りにミッドレンジ帯といっても、その価格とスペックには端末ごとに大きく差があります。
どの機種も高コスパですが、5G対応のX50シリーズの注目度は特に高くなっています。
注目の機種
Realmeの2020年春モデルの中で、筆者が注目しているスマホを3機種ピックアップして紹介します。
Realme X50 Pro 5G - 高コスパかつ妥協のないフラッグシップ
価格:約71,000円~ (5月に発表されたヨーロッパ向け価格)
主な特徴
- 90HzのOLEDディスプレイを搭載
- 65Wの急速充電に対応
- 優れた冷却機構を搭載
Realme X50シリーズの最上位です。5Gスマホとしては価格は抑えめですが、フラッグシップ機として求められている機能をほぼすべて搭載しています。また、渋いカラーリングも高級感を出しています。
ヨーロッパ価格はインド価格よりも1.5万円弱高く設定されていますが、XiaomiのPoco F2 Pro同様、グローバル市場において充分競争力があります。
Realme 6 Pro - ミッドレンジとは思えないスペック
価格:約41,000円~ (5月に発表されたヨーロッパ向け価格)
主な特徴
- 優秀なオーディオ
- 30Wの急速充電に対応
- 側面に指紋認証センサーを搭載
Realme 6 ProはRealme 6シリーズの上位機です。90Hzリフレッシュレート対応のディスプレイや30W急速充電にも対応しており、ミッドレンジとしてはかなりハイスペックです。
こちらもインド版はヨーロッパ版より更に1万円以上安くなっています。
Realme Narzo 10 - インド市場に賭ける期待の星
価格:約17,000円~ (インドでの販売価格)
主な特徴
- クアッドカメラを搭載
- 18W急速充電
- 十分な処理性能
Narzo 10はインド市場向けのミッドレンジスマートフォンの新シリーズです。廉価ながら完成度は高く、広角やマクロなど多彩なクアッドカメラも搭載しています。
SocにはHelio G80を搭載し、価格を抑えながらも十分な処理性能を維持しています。
5月25日に予定される8つの新商品発表会に注目
Realmeは特にミッドレンジ帯に力を入れています。実際、最近のスマホ向けSocは若干オーバースペックで、大半のユーザーにはハイエンドSocの性能は必要ありません。
Realmeのスマホには、IPSディスプレイやMediatek製のSocを採用したスマホも多く見られます。このようにRealmeの圧倒的な高コスパは、必要性が低い部分のコストを削り、その分を他の機能に割り当てることで実現されています。
また、Realmeは5月25日に中国において8つの新商品を発表予定です。そして、翌日にいくつかの商品のヨーロッパ向け発表も予定しています。Realmeは以前、インド/中国で新商品を投入し、その2~3ヵ月後にヨーロッパ向けに発表をしていました。今回は、いくつかの商品は一日違いの発表となる可能性があります。
世界シェアTOP5入りへ向けて、どのような新商品をどの市場に出してくるのか。Realmeから目が離せません。
今年のモデルはヨーロッパ版が高過ぎる