実機レビュー:Xiaomi Mi A3【Meitu監修の最強カメラ機能】

Xiaomi Mi A3は、2019年7月に発売された、Google純正のグローバル向けAndroid Oneスマホです。

寄稿いただいた八草きよぴ様、ありがとうございました。特に、様々なカメラ機能を使った写真を撮っていただき、記事の質の向上に協力してくださったことについて、誠に感謝申し上げます。

Xiaomi Mi A3のスペック概要

基本スペック
ディスプレイ6.01インチ, 720 x 1560, 有機ELディスプレイ, 286ppi
サイズ153.5 x 71.9 x 8.5mm, 173.8g
システム
OSAndroid 9.0 (Pie)
SocQualcomm Snapdragon 665
CPUKryo 260 Gold x2 & Kryo 260 Silver x6 8コア, 2.0 GHz
メモリ(RAM) 4GB
ストレージ 64GB / 128GB,  microSD最大256GBまでSIM2スロットを使用
カメラ
メインカメラ 48 + 8 + 2MP, F値/1.8, トリプルカメラ, LEDフラッシュ, PDAF
前面カメラ 32MP, F値/2.0, HDR
センサ類 画面内指紋認証センサ, 加速度センサ, 近接センサ, ジャイロ, コンパス, 顔認証ロック
機能防水 非対応, イヤホンジャック あり
バッテリーType-C 1.0, 4030mAh

購入について

 購入の決め手

Android Oneでアップデート保証があることが決め手でした。

美顔カメラスマホで有名なMeituが監修した、cc9シリーズの中でもcc9eのグローバル版のスマートフォンなので、カメラ(特にインカメラの美顔機能)に期待しています。

 購入場所・購入時期・購入価格

GEARBESTで購入。2019年11月中旬。22000円弱(DHL送料込み)

 購入モデル

Mi A3 メモリ4GB+ストレージ128GBモデル、本体色はブルー

化粧箱・付属品

付属品はクイックガイド、保証書、SIMピン、TPUクリアケース、USB TypeCケーブル、USB充電器(5V2A/丸棒2本の海外タイプ)が同梱されていました。

画面保護シールは付属していませんが、100円ショップで売っているiphoneXR用のフィルムが代用として使えます(縦方向の長さは少々足りないかもしれません)。

ただし、100均のフィルムを使う場合、ハーフミラーやブルーライトカットなどの仕様は画面内指紋認証の認識率が明らかに落ちるので要注意です。

本体デザイン

背面のブルーのオーロラカラーは、最新型の綺麗なスマホを思わせます。ただ、直接触ると指紋が付きやすいです。

私は破損が不安なので、付属のクリアケースを付けて使っていますが、ケースを付けても光の反射などは綺麗に見えるので、デザインはそこそこ楽しむことができます。

カメラ部分の出っ張りは大きく、ケース無しで画面を上にしておくのは不安ですね。付属ケースを付けてもやや出っ張りが気になるので、画面保護フィルムと一緒にカメラ部を保護するフィルムを注文しました。

ちなみに、画面側のデザインは黒縁取り+水滴形ノッチの平凡なデザインです。

画像:本体右側

画像:本体左側

画像:本体上部

画像:本体下部

 ディスプレイ

ディスプレイの発色は良好です。FHDでないので、少々心配でしたが、手持ちのFHD機(SUGAR F7)と比べても気になりませんでした。

画面が縦長なので、WebページやGoogle Mapなどを見る際にはとても便利です。

 

画像:Google Mapでの比較

4.7インチ(1980 x 1280)のSUGAR F7(左)とMi A3(右)

ソフトウェア・アプリ

Andorid Oneのスマートフォンであるということで、ホーム画面はとてもシンプルになっています。

プレインアプリも、一部のGoogleサービスを除けば最低限のみで、各種SNSをはじめ標準メールアプリやフォトギャラリーすらありません。(撮影した画像の閲覧等はGoogleフォトで代用可能)

自分でアプリをインストールする手間はかかりますが、その分自分好みにカスタマイズできるのが魅力だと思います。

また、Xiaomiオリジナルの物としては、唯一”MiCommunity”(日本語未対応)が入っていました。

購入時での空き容量はおよそ112GBです。設定画面も日本語対応しているので安心ですね。

 独自機能

赤外線ポートが意外に便利です。赤外線ポートを家電のリモコンにするアプリを使い、テレビやLED照明のリモコンとしても活用しています。

動作・ゲーム性能

アプリの動作も軽快で全く不満はないですが、例えば「Terracotta-ヴァルカン」だとメモリ不足になってしまいます。

Antutuベンチマーク結果:166855 3D(GPU):25626 

   

カメラ性能・写真サンプル

Meitu監修とのふれこみ通り、カメラ性能はとても良いです。日中の撮影から夜景、プロモードの簡易なマニュアル撮影、ポートレート、インカメラのセルフィーなど一通りの撮影は簡単にこなせます。

カメラアプリ内のメニューで48MPを選ぶことで48MP(8000×6000)の撮影もできますが、AIやHDR撮影はできません。

また、データ量は1枚で約14MBなのですが、Googleフォトにアップロードすると16MP程度に圧縮されるので要注意です。

通常の撮影では12MP(3000×4000、3:4で設定の場合)で撮影されますが、インカメラでは32.3MP(4920×6560)で撮影されます。

縦横比や画質は選べますが、画素数はアウトカメラの48MP以外は選べません。

通常撮影(景色) 通常撮影ズーム比較は0.6倍なので、標準に較べてかなり広い範囲が撮影出来るでしょう。これは室内などでの撮影の際にも役立ちそうです。

1倍(標準)

0.6倍

3倍:この辺りまでは不自然さなくズームできます

5倍

8倍(最大):ここまで拡大すると荒さが出てきますが、メモ用途に使ったり、Webでも縮小して使うなら耐えられそうです。

48MP撮影 :Googleフォトにて圧縮済み

薄暗い店内で食事の撮影

夜景撮影(建物)

夜景撮影(イルミネーション)

ポートレート撮影:モデルはMINAさん。背景のぼかしや美顔機能が効き、本格的なポートレート撮影が出来ました。

インカメラでの撮影:一般的な美顔設定(美肌・小顔・ぱっちり瞳)で撮影

インカメラでの撮影2:美顔設定全て最強にして撮影。インカメラ側にはフラッシュはありませんが、フラッシュONで撮影すると画面が薄緑色に光りセルフィーライトの代わりになる機能が嬉しいです。

スピーカー・音質

スピーカーの音量は大き目です。有線のイヤホンマイクを使いたいので、イヤホンジャックがあるのは嬉しいです。

電池持ち・充電速度の印象

手持ちのQC3.0対応充電器+製品付属のケーブルで急速充電が出来ます。具体的な充電スピードについては、実測で24%から約1時間40分で100%充電できるといったところです。

付属のアダプターは5V2Aな上に日本仕様でないので、別途QC3.0対応のACアダプターがあると便利です。

肝心の電池持ちも、4,030mAhと大容量なスペックに違わず、1日中外出して写真を数十枚撮影しても余裕で持ちます。

まとめ

 良い点

①なんといってもコスパ

2万円台前半の端末でここまで使えるのなら満足です。特にカメラ性能が良いので、安価な端末でもカメラには拘りたいという方にはとてもお勧めです。

②アンインストールできないプリインアプリが非常に少なく、自分好みにカスタマイズしやすい

③インカメラも含め、カメラ性能が良い

 悪い点

①保護フィルムを貼ると画面内指紋認証の認識率が落ちる

普通の背面認証の方が使いやすいと感じた。

②フェリカ(NFC)や防水・LTEのBAND19などが非対応

③今まで使っていたSUGAR端末にあった「指定した時間に電源を入・切する機能」や「画面スワイプでスクリーンショットを撮影する機能」がないため、電源ボタンの劣化が心配

 全体的な感想

画面解像度がHD+(720×1560)であることや、防水・フェリカ非対応なのは残念ですが、カメラ性能もよくお勧めの1台です。全体的にコスパがいいので、安価なスマホを探している方にとっては無難な選択だと思います。

また、Android Oneのアップデート保証があるので、新しい端末を買った後にサブ機として、また海外旅行用などに長く活用できると思います。

ドコモのプラチナバンドB19に対応していないのが残念ですが、日本発売されればスマートフォンにあまり詳しくない友人にも勧められます。現状日本では2万円代前半で安心して買えるSIMフリー端末の選択肢が少ないので、日本発売にも期待したいですね。

 

評価:  4/5点

購入リンク

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