実機レビュー:Lenovo Z6 Pro【こだわりが少ない人ほど実はお勧め】

このレビューは2019年4月に発売されたSnapdragon 855搭載のハイスペックスマートフォンLenovo Z6 Pro」のテレクトリスト読者による実機レビューです。

ttt様、レビュー投稿ありがとうございました。

Lenovo Z6 Proのスペック概要

Lenovo Z6 ProはLenovoのスマートフォンでハイスペックの割にコストパフォーマンスが高く、カメラ性能が優れたAndroidです。実際にレビューをしていただき、その使用感について紹介していきます。

基本スペック
ディスプレイ6.39インチ, 1080 x 2340, 有機ELディスプレイ, 403ppi
サイズ157.5 x 74.6 x 8.7mm, 185g
システム
OSAndroid 9.0 (Pie)
SocQualcomm Snapdragon 855
CPUKryo 485 8コア, 2.84 GHz
メモリ(RAM) 6GB / 8GB / 12GB
ストレージ 128GB / 256GB / 512GB,  microSD最大512GBまでSIM2スロットを使用
カメラ
メインカメラ 48 + 16 + 8 + 2MP, F値/1.8, OIS(光学手ぶれ補正), PDAF, クアトロカメラ
メインカメラ特徴
前面カメラ 32MP, F値/2.0
センサ類 画面内指紋認証センサ, 加速度センサ, 近接センサ, ジャイロ, コンパス
機能防水 非対応, イヤホンジャック あり
バッテリー2.0, Type-C 1.0, 4000mAh

購入について

購入の決め手

ダントツのコストパフォーマンスとカメラ性能

購入場所・購入時期・購入価格

Ali Express で購入、2019年06月、約51000円(送料込)今はもう少し安いかも?

購入モデル

Lenovo Z6 Pro Global Rom メモリ8GB、ストレージ128GB 色はブラック(レッド)

化粧箱・付属品

箱の外側にカバーがある、かなりしっかりした化粧箱です。

中身は横から引き出すタイプです。引き出す紐も平布でキチンと高級感あります。

付属品は、
1)クリアケース(やわらかい)
2)液晶保護シート(薄い)
3)説明書(中国語)
4)sim取り出しのピン
5)充電器(日本のコンセントに刺さるやつ)
6)ケーブル(両方ともUSB Type-C)
7)USB Type-CとUSB雄の変換
となっていました。あとは販売店のおまけと思われる液晶保護シート(ガラス)がついていました。ヘッドホンはありません。

本体デザイン

ケースを付ければ、そんなに大きくも厚くもなく、男性の手で十分扱えるサイズだと思います

ただ、見たサイズより重たい感じもあり、ややズッシリ感はあります。

画面側は水滴ノッチがありますが、画面占有率は高いかと思います。

電源とボリュームボタンは右側に集まっていて、電源ボタンは赤くなっています。

背面の色は真っ黒ではなく、カメラとロゴの部分はアクセントでうっすらと赤くラインが入っています。

質感は金属ではないのですが、安っぽいプラスチッキー感は無く、角度を変えるとカメラ部分と似たような赤いラインが見え、ものすごく濃い茶色と言った感じです。

濃いべっこう飴の様な感じですかね。。。

ディスプレイ

有機ELとの事で普段の画面の発色、日中屋外での見え方、写真のプレビュー等特に問題ありません。また、GalaxyのようなAlways On Displayが使えます。

ソフトウェア・アプリ

余計なアプリはほとんど入っていませんでした。捨てたのはスパイダーマンのゲームくらいかと。

ホームアプリの使い勝手は、Huaweiの標準ホームのような感じだと思います。

私はMicrosoft Launcherに変更していますが、それも特に不具合はありません。

通知領域から呼び出せる機能も、特に変わった機能は無いと思います。

気になったのは、
1)通知領域から設定画面が呼び出せない
2)Android9から利用できるダークテーマの設定が無い(テーマの設定が出来ない)
事くらいかと。

独自機能

素直で基本スペックは高いのですが、あまり独自機能は無いと思います。

カメラもハード部分はインパクトあるのですが、ソフト的にはHuaweiやXiaomiのようなスゴイ感は無いような気がします。

処理性能

普段の動作であまり困ることはありません。熱くなることもありません。

カメラはスマホを表裏に2回パタパタすると起動します。意外と便利です

時々カメラが暴走気味になり、人物が青く撮れる事があります。しかし、カメラをキチンと終了して起動すれば収まります。

カメラ性能・写真サンプル

カメラはあまり機能が無く、良く利用するのは、
1)標準(起動するとコレ)
2)Wide(引いて撮れる。約0.7倍位?)
3)Portrait(後ろがボケる)です。

あとは、MacroやNightモードがありますが、あまり使ったことはありません。

Proと言うマニュアルモードもありますが、普段はパッと出してフリフリしてカメラを起動し子供を撮るくらいなので、あまり使いません。

基本的にあまり変な強調をせず、細部まできれいに撮れるのでそのまま利用しています

以下はLenovo Z6 Proで撮影した写真サンプルです。(画像クリックでフルサイズ表示。ファイルサイズにご注意ください)

Portraitで撮ったモノですが、後からボケ具合を変更したりは出来ないようです。コノ辺りHuaweiのカメラ(アプリ)の方が良くできていると思いました。

スピーカー・音質

ヘッドホンジャックがあるので、普段使いのヘッドホンを利用して動画を見ています。

音質という事で特に気になる点はありません。

ただ、車のオーディオとBluetooth接続した際に、スマホ側の音量を最大にしておくのですが、接続し直すたびに音量が半分程度まで戻ります。

いきなり爆音が出ないためなのでしょうが、ちょっと不便です。

電池持ち・充電速度の印象

普通に使っていれば良く眺める休みの日でも1日は十分持ちます

仕事に行き、そんなに利用することが無ければ、2日程度持つのではと思います

100%から90%までは簡単に減りますが、そこから少し粘る感じがあり、夕方に75%程度残っていることが多いと思います。

充電はかなり早く、1.5h程度で50%以下から100%になるような気がします。

まとめ

◎良い点

  1. 高スペック。で、価格はソコソコ
  2. 変な癖の無いOS
  3. ランチャーやIMEを入れ替えても特に問題なく動く
  4. 「xxが勝手に終了する」や「変な通知」と言う感じが無さそう
  5. 余計なアプリがほとんど無い
  6. 基本的にはきれいなカメラ
  7. 表裏×2でカメラが起動します。→意外と便利
  8. MicroSDが使える
  9. ヘッドホンジャックが付いている
  10. 顔認証、スゴイ早い。指紋認証も画面についているので少し自慢できる

×悪い点

  1. 目立ったスゴイ機能が無い
  2. LTEのband19(ドコモのプラチナバンド)が対応していない→ですが電波の掴みは良い気がしており、あまり困っていません
  3. やや分厚い。ちょっと重い
  4. マイナー機種なのか、Amazon等でケースが少ない

全体的な感想

各種性能(スペック)を金額で割った際に一番コストパフォーマンスが高いと思い購入しました。基本的には期待値通りの性能で、余計な機能や変な癖が無く、MicroSDやヘッドホンジャックも利用でき、ものすごく使いやすいと思います

Android Oneだといいすぎですが、それくらい癖の無い端末な気がします。

これでキチンとアップデートが降ってくれば、ヨメさんや親にも渡せるかもしれません。 が、面白味やトンガッタ特徴が無く、ものすごくスタンダード(無難)すぎて飽きてしまうのも早目かもしれません。

何をするにも苦労しません。

特にカメラはハードが目立っているだけにソフトをもう少し頑張ってくれると「カメラスマホ」という特徴を持って利用し続ける気になると思いました。

DxOMarkで一位を目指してほしいです。

色々書きましたが、基本的にはダントツコスパで良い端末です。こだわりが少ない人ほど実はお勧めかもしれません

満足度:10点満点中7点

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