実機レビュー：Galaxy S20 5G【すべてが高水準】

Galaxy S20 5Gは2020年3月に発売されたスマートフォンで、6.2インチディスプレイやトリプルカメラを搭載しているのが特徴です。

投稿してくださったばけらった様、ありがとうございました。

Galaxy S20 5Gのスペック概要

https://telektlist.com/smartphone_info/galaxy-s20-2/

購入について

購入の決め手

最上位SoCを搭載していて、キャリアで売っている中で一番コンパクトなスマートフォンが欲しかった

購入場所

au

購入モデル

au版GalaxyS20 5G、メモリ12GB、ストレージ128GB、本体色はクラウドブルー

化粧箱・付属品

箱はさすがスマートフォン最大手、洗練された現代的なデザインで質感と耐久性ともに問題ない印象です。

付属イヤホンは老舗オーディオメーカーのAKGがチューニングした、スマートフォン付属品の中では最高との呼び声高いイヤホンですが、本体から3.5mmオーディオジャックが取り除かれたことによってUSB Type-C接続のものに変更されています。

その他の付属品は以下の通りです。

・試供品と銘打った透明なTPUケース
・本体に貼り付け済みの画面保護フィルム
・USB-C to USB-Cのケーブル
・au独自の「クイックスタートガイド」と「ご利用にあたっての注意事項」
・Samsungが提供しているデータ移行サービス「Smart Switch Mobile」の簡単な説明が書かれた紙

本体デザイン

背面は光沢のあるガラスで、かなり高級感があります。光の反射の具合によってさまざまな色に見えるので、写真では伝わりにくい質感です。

しかしながら、10年間スマートフォン市場を牽引し続けているSamsungのフラッグシップ、GalaxySシリーズなので、デザインに中華スマホほどのチャレンジ精神は感じられません。デザインの思想に大きな変化こそないものの、例年通りの高水準です。

ディスプレイ

スマホの有機ELディスプレイの中でも評価が高いAMOLEDの派生、「Super AMOLED 2×」を搭載しています。

解像度は最大で3200×1440（WQHD+）、リフレッシュレートは最大120Hz（WQHD+と120Hzは排他利用）で、非常に高精細で滑らかな映像を楽しめます。有機EL創世期から採用を続けてきたSamsungですから、もちろん焼き付き等の問題も全く見られません。

ソフトウェア・アプリ

OneUI2.1というSamsung独自のカスタムOSを搭載しています。

近年のスマートフォンの細長化や大型化に伴い、ユーザーのアクセシビリティを高めるために、一部のアプリでは主要なボタンを画面中央より下に配置。これによってタップしやすくする等、より使いやすくするための細かな機能が随所に散りばめられています。スマートフォン初心者からガジェットを趣味としている愛好家まで、幅広い層に受け入れられやすいソフトウェアです。

プリインストールソフトウェアはキャリア購入ということもあってかなりの数ですが、怪しかったり、完全に用途が不明だったりするアプリは見られません。

動作・ゲーム性能

電話やメール、SNSといった日々の通常使用に全く差し障りがないどころか、オーバースペックともいえるスマートフォンです。

スマートフォン向けゲームでは最重量級な「PUBG MOBILE」や「Fortnite」でも、現状最強のSoCであるSnapdragon865を搭載している機種だけあって、非常に快適に遊ぶことができます。「PUBG MOBILE」では画質設定を"HDR"、フレーム設定を"極限"で快適に動作しますし、「Fortnite」では数少ない"60FPS"設定が解禁されているスマートフォンの一つです。

カメラ性能・写真サンプル

Galaxyの購入を検討している大部分の人が魅力に感じているのが、その優れたカメラです。

まずはスペックです。広角（SONY製IMX555センサー、12MP）、望遠（Samsung製S5KGW2センサー、64MP）、超広角（Samsung製S5K2LAセンサー、12MP）の三つのカメラで構成されており、2020年のトレンドともいえる被写界深度センサーは非搭載、一つ上のグレードであるGalaxy S20+ 5Gからの装備です。

実際の作例とともに解説します。一枚目は、望遠（3倍）で街路樹の花を撮影しました。

被写体へのピントの合い方、境界線の認識、背景の建築物のボケ味と全てにおいて及第点以上を叩き出せています。

二枚目は、積雪時に桜の森を超広角で撮影しました。

雪片一つ一つの粉感と、桜の淡いピンク、さらに後ろの木の緑の三つをうまく表現できています。

三枚目は、赤いゴム製まな板に乗ったロールケーキを広角カメラで撮影しました。

スマートフォンカメラは光の三原色であるRGBのうち、R（赤）の表現が苦手な傾向が見られますが、Galaxy S20 5Gはそんなこともなく、食べ物が映える写真をすぐに撮ることができます。

四枚目は、田舎の山の上へ出向いた際に月を撮影。「Adobe Lightroom for Samsung」アプリを使ってRAW形式で撮影しています。その後PCで若干の修正を加えました。

細かいところのノイズ感やブレは否めませんが、このクオリティの写真をスマートフォンで撮れてしまうということ自体が称賛に値するでしょう。

総評としては「どんな用途でも優秀」、この一言に尽きます。散歩中にふと目に留まった風景を友人に送ったり、今流行の食べ物をサクッと撮ってInstagramに投稿したり、「スマートフォンカメラ」として本来求められる用途へ遺憾なくその性能を発揮できます。

さらには純正カメラアプリではなくRAW形式での撮影、いわゆるスマートフォンとしての使用からは逸脱していますが、単純なカメラとしても一眼レフカメラの下位モデルとも張り合える性能です。多くのスマートフォンユーザーにとって期待以上のパフォーマンスを提供するカメラであると自信を持って言えます。

スピーカー・音質

スピーカーの音質は素晴らしいとは言えませんが及第点です。

USB Type-C経由でのオーディオ出力に関しては、使用する変換アダプタの性能に依存するところが大きいので、本レビューでは言及を差し控えたいと思います。

3.5mmアダプタ搭載の有線イヤホンと組み合わせての使用を検討されている方は、Apple製の変換アダプタを買われるのが費用対効果の面でもベストな選択でしょう。

電池持ち・充電速度の印象

普段は一日に4時間ほどの画面オン使用で、そのうちゲームが1時間ほどです。朝100%の充電が夜には30％程まで減っています。毎日充電が必要なので、突出した電池持ちの良さではありませんが日常生活には全く困らない印象です。

充電時間に関しては、有線・無線ともに規格最大値の充電器を保有していますが、Programmable Power SupplyとUSB Power Delivery3.0に対応している有線充電では25W、Qiを用いた無線充電では15Wでの充電をそれぞれ確認できました。

その他独自機能について

突出して独特な機能はありませんが、前項までに挙げた通り、随所に「使いやすさ」を追求する工夫が凝らされていて、それが全体的な完成度に大きく貢献していると思います。

まとめ

良い点

悪い点

全体的な感想

Galaxy S20 5Gを全体的に見ると、非常に高水準で全てがコンパクトにまとまっているスマホ、という印象を受けます。

初代のSからS10まで10年間Androidスマートフォン市場を牽引してきたSamsung、そしてGalaxyがナンバリングを一気に10飛ばしでリリースするに相応しい名機です。

前項に書いた通り欠点ももちろんありますが、それを補って余りあるユーザーエクスペリエンスをGalaxy S20 5Gは提供できると自信を持っておすすめできます。

評価：5点／5点満点

価格・購入先

Galaxy S20 5Gの 12 GB/ 128 GB モデルの発売時の価格は日本円で約 103,000円でした。購入時の参考にどうぞ。

現在、通販サイトでの購入が可能です。

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• EtorenでGalaxy S20 5Gを購入する

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