楽天グループが2022年通期の決算発表を行い、2022年12月末時点の楽天モバイル(MNO)のユーザが448.5万人であることが明らかになりました。課金ユーザは大幅に増えている一方で、過去1年間でみると契約者数増は無く「横ばい」となっています。
昨年12月末 | 今年3月末 | 今年6月末 | 今年12月末 | |
MNO事業 | 450万件 | 491万件 | 477万件 | 448.5万件 |
MVNO事業 | 87万件 | 77万件 | 69万件 | 47.5万件 |
合計 | 537万件 | 568万件 | 546万件 | 506万件 |
「基本料金0円」を廃止することによるユーザの大量離脱は回避できたものの、今後大きくユーザ数を増やしていけるかは不透明となっています。
「プラチナバンド割り当て」が実現するまでは厳しい状況が続くか
楽天モバイルは「プラチナバンド割り当て」を受けるために、総務省や3大キャリアとの調整を続けていますが、実現には数年単位でかかるのは間違いなさそうです。今後数年は楽天モバイルがビル屋内で繋がりにくい状況は続くでしょう。
「基本料金0円」廃止後、楽天モバイルはデータ通信ヘビーユーザ向けのサービスとなりつつあります。
モバイル事業の先行投資の影響で楽天グループ全体も大幅な赤字(前期は3728億円の純損失。)となっています。データ通信ヘビーユーザ向けのあっと驚くようなキャンペーンを期待したいところですが、そこまでやる経営体力が楽天グループに残っていないかもしれません。
楽天モバイルが2023年の1年間でどのくらいユーザを増やせるのか注目です。
Source:楽天
もう終わりだよこのMNO